バイクで転倒するとガソリン漏れが起きてくる車種というものもあります。
どこからガソリンが漏れているのか、またガソリン漏れのまま走っても大丈夫なのかがよくわからないと思いますが、今回は転倒後にガソリン漏れがあったときどうすれば良いのかについて解説していきます。
転倒でのガソリン漏れ バイクのタイプによる違い
バイクではキャブレターとインジェクションというタイプがありますが、結論からいいますとバイクの転倒によるガソリン漏れはキャブレターに多いです。
- キャブレター 気化器
- インジェクション 燃料噴射機
キャブレターでのガソリン漏れはそのフロート室からよく起きますが、バイクを転倒させなくても傾けただけでもガソリン漏れが起きてくることもあります。
つまりガソリン漏れを起こしてもすべての場合で深刻な故障ということでもないのです。
転倒によるガソリン漏れとオーバーフロー
ガソリン漏れを起こすと、その漏れたガソリンが必要のないバイクの箇所に流れ込むのではないかというように心配する人もいるかと思います。
ただバイクの設計上はこのバイクの傾きや転倒も一応想定していて
- 変な箇所にガソリンが流れ混まないようにオーバーフローするようにされている
- 弁で逆流しないようにしている
というようになっていますので、簡単にガソリンがバイクの各所にいってしまわないようにはなっています。
転倒によるオイル漏れはガソリン?別のオイル?
転倒でも走っている間と、停車中の転倒というようにもパターンの違いがあります。
- 走行中の転倒 ガソリン漏れだけではないこともある
- 停止中の転倒 多くの漏れるオイルがガソリン
ということです。
ちなみに走行中のオイル漏れとしては他にはエンジンオイル、ブレーキフルード、冷却液です。
どれが漏れているのかの見分け方としては
- ガソリン 臭いが強く、粘つく感じがない
- エンジンオイル 粘性があるのでネバネバしている
- ブレーキフルード やはり粘つく感じがある
- 冷却液 臭いがない
ということで、鼻や手の感覚である程度漏れているものを特定することはできると思います。
もし少なくなっているオイルなどがあれば下のページを参考に補充するようにしていきましょう。
「バイクの冷却液の点検、補充のタイミング!距離と時間から解説」
転倒によるガソリン漏れではそのまま走っても大丈夫?
転倒の状態にもよりますが、多くの場合には転倒によってガソリン漏れを起こしてもそのまま走ることで問題もないことが多いです。
特に怖いのはガソリン漏れによる引火ですが、可能性はそこまで高いわけではありません。
ちなみにガソリンへの引火はこのスパークプラグやプラグキャップの転倒による変化で引火してしまうということが多いです。
通常転倒してしまえば自宅に戻る、バイクショップに行くという行動につながりやすいわけですが、それまでの走り方としては
- あまり高速を出さない
- 異常を感じればすぐに走るのをやめてJAFやバイクショップに連絡して取りに来てもらうようにすること
となります。
その後、自宅などに戻り
- 外装の傷
- スパークプラグの点検
- エアクリーナーの点検
などをしていくようにしましょう。
「エアクリーナーからオイル漏れ!その3つの原因と対処法とは?」
バイクの転倒とその後の対処
上のように応急処置をするためにゆっくりと走って自宅やバイクショップなど状態を確認できる場所に移動していければします。
外装やペダル、ハンドルなどひどい転倒であれば判断の必要もないほどに修理などとなりますが、外装などの状態にひどい傷などがなければ引火(プラグ関係)などの異常がなければそのままバイクも走らせることもできるというようになります。
ただその後も走っているときのバイクの状態を確認し、異常があればすぐに修理するというようにしていってください。
転倒によってはしばらく後で異常や支障が出てくるというケースもありえます。
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