水冷エンジンのバイクでは冷却液というものも点検や補充などをしていかないといけません。

冷却液は別名、クーラント、LLCなどとも言われることもあります。

冷却液が少なくなればエンジンにトラブルが起き、やがてオーバーヒートにつながることもあります。

 

バイクの冷却液の点検のタイミング

 

バイクの冷却液は走行距離などを目安にして点検、補充を行っていきます。

 

  • 走行距離 3000キロごと
  • 経過時間 6ヶ月ごと

 

に冷却液の残量確認などを行っていくとまず安全です。

 

バイクの冷却液の液量確認の方法

 

冷却液はリザーブタンクに入っているのですが、多くのバイクではカウルなどを外さなくてもすぐに目視できるような位置にあります。

 

  • ロワーラインを超えている
  • アッパーラインを超えない程度にその付近まで液量があることを確認

 

というように冷却液の液量確認をしていくと良いです。

ただエンジンを切った直後だと冷却液が正確な液量を示さないこともあるので、できれば数分おいてバイクが冷えた状態で液量確認を行わないといけません。

 

バイクの冷却液に水道水は使える?

 

ごくごくまれにこの冷却液に水道水を使っている人もいますが、まずやめてください。

冷却液はエンジンにも回るもので、水道水が回ってしまうことでエンジンが錆びてしまうことになります。

エンジンが錆びてしまうと深刻な状態で、動かなくなることもあります。

 

バイクの冷却液は車用のものも使える?

 

バイクの冷却液は実は車用のものと品質は変わりません。

そのため車用の冷却液をバイクに使っても特に問題のないケースが非常に多いです。

 

  • 車用で色が赤など違うように見える冷却液もあるが、品質は同じで染料が違うだけのことが多い
  • 車用は最初から希釈されていてそのまま使えるタイプのものが多い
  • 混合比率さえ間違わなければ車用の冷却液も問題なく使えることが多い

 

しかし万一の不具合が怖いというときにはバイク用の純正の冷却液を使うようにしてください。

個人的には車用の冷却液は緊急用のときにだけ使うというようなほうが間違いはないと思います。

 

バイク用の冷却液を購入する

 

バイク用の冷却液は販売もされていますが、いくつかのタイプもあるので使用上の注意点を説明します。

 

  • 希釈タイプ
  • 補充タイプ

 

希釈タイプは水道水などで薄めてから使うタイプです。

逆に補充タイプでは希釈を必要とせずにいきなり投入して使えるようにメーカー側がしてくれています。

一般的に補充タイプのほうが割高になることも多いのですが、そこまで大きな値段の差はないので面倒であったり、不安な人は補充タイプを選ぶようにしてください。

 

冷却液の希釈比率を間違えればどうなるのか?

 

しばしば冷却液の希釈をミスしてしまう人もいますが、

 

  • 希釈が必要と知らないで原液のまま使ってしまった
  • 希釈割合をミスしたまま使ってしまった

 

というようなケースですが、このような濃度を濃いまま冷却液を使ってときにはどのようなトラブルが考えられるのかについて説明します。

 

  • 特に夏などに冷却効果が落ちてオーバーヒートしてしまう
  • 濃度が高いと不凍効果が高くなるので冬が問題ないこともある

 

ということで特に夏に問題が起こりやすいといって良いです。

今までオーバーヒートなどが起きていないときにはショップに行き、冷却液の濃度を計測してもらい、冷却液の濃度を適切に調整してもらうようにしてください。

ただ水を入れて薄めるというような作業ではありますが、やはり濃度を今度もミスする人もいるのでしっかりと濃度を整えるようにしていきましょう。

 

バイクの冷却液補充の工賃はどの程度?

 

バイクのさまざまなメンテナンスが面倒という人も多いかと思います。

その場合には今回のような冷却液の補充もバイクショップに依頼することも多いわけですが、工賃としては1500円前後が目安ではないかと思います。

作業時間としては20分前後で補充できるので工賃はそこまで高くはならないことが多いはずです。

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