え？安いエンジンオイルはおすすめできない？

エンジンオイルも安いものから平均的な価格のもの、そしてやけに高いものと価格差があります。

特に安いエンジンオイルは不安になる人も多いのではないかと思いますが、エンジンオイルの価格差があるときには機能面でどのような違いがあるのかについて解説したいと思います。

高回転型のバイクではエンジンオイルは安いものは危険？

高回転型のバイクの場合、あまりに安いエンジンオイルは危険なこともあります。

多少安いエンジンオイルのときにはメーカー指定のオイルとグレードを最低でも合わせるほうが良いでしょう。

安いエンジンオイルは危険なこともあるということですが、逆に高いエンジンオイルがバイクのエンジンにとって安全で良いということもいえません。

高性能オイルのうたい文句といえば、

といったものが多いかと思いますが、一般道（高速道路も含めて）を走るだけであればそう実感もできないだろうと思います。

のであればまた違うのですが、一般的に高いエンジンオイルが良いということもいえなくて、一般道を走るだけであれば費用の無駄使いではないかと個人的には考えています。

高いエンジンオイルにすればバイクの耐久性や寿命が伸びるといったこともあまりありませんし、純正オイルを使っていて故障の原因となることもほぼないといっても良いでしょう。

また逆に高性能のエンジンオイルにはデメリットもあるタイプも多いです。

高性能オイルというのは合成油であって、高温時の潤滑機能が強いことが多いのですが、その機能のためにレースで使用されることが多くなっています。

しかし合成油というのは鉱物油よりも酸化しやすく、劣化速度が早いというものもあります。

ただ最近の合成油は劣化速度もある程度抑えることのできるものも開発されてきていて、この点長期的にエンジンオイルを使用するバイクでもデメリットではなくなりつつありますが、それでも上でもいいましたように高性能の合成油というのはオーバースペックという側面もあります。

空冷バイクはクリアランスが大きいので実は高性能の価格も高いオイルが適していないことも多いです。

空冷バイクについては平均的な鉱物油のほうが安定して使えることも多いといっても良いでしょう。

安いエンジンオイルといえばホームセンターで販売されているものがまずイメージされます。

1リットル500円前後からありますが、あまりに安いのでエンジンにとってどうだろうというように考える人も少なくないようです。

無難に考えればメーカーの純正オイルがベストですし、純正オイルでないと保証も問題も出てくることもあります。

ただ実際に使ってみればそう純正オイルと変わりないことも多いです。

よく安いエンジンオイルでいわれるのが

ということがありますが、実際には体感的にはほとんど違わないことのほうが多いはずです。

ただホームセンターのエンジンオイルなど安いものにするときには

だけ合わせるということは注意しておけばそうトラブルになることも実はないといっても良いでしょう。

安いエンジンオイルで故障したというのはたいていよく話を聞くと粘度の選択ミスだったり、季節によって正しく使い分けできていないというような無知なライダーが多いです。

粘度をしっかりと合わせて、特にエンジン温度の上がりやすい梅雨から夏、秋の入口あたりに

といったところにだけ注意していくようにしてください。

ちなみにエンジンオイルで故障といえばエンジン温度の冷却効果が合わない、衰えたといったところに原因があります。

そのため粘度をしっかりと合わせないといけないというようになります。

エンジンオイルに関しては信仰心のようなものを持つ人もいますので、自分のオイル交換の考え方によって使い分けしても良いかと思います。

バイクのエンジンオイルは3000キロごとの交換でも十分ですが、それよりも早めに交換して精神衛生上の心配をなくしたい人には安いオイルがマッチするかもしれません。

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