バイクにはスパークプラグというパーツがあり、このスパークプラグによって火花を飛ばしてガソリンなどを爆発させてバイクを走る力を得るものです。
最近のスパークプラグは品質も良くなり、昔よりも格段に交換しなければいけない頻度は下がりましたが、それでも交換時期というのはやってきます。
今回はスパークプラグの点検、寿命や交換について解説をしていきます。
スパークプラグの劣化による症状
スパークプラグが劣化してくれば
- 加速が悪くなる
- 始動性が悪くなる
- エンジンのパワーが落ちてくる
- 燃費が悪くなる
というような症状が出てきます。
新しいスパークプラグに交換すればこの逆の効果が出てきます。
つまり
- 加速が良くなる
- 始動性が良くなる
- エンジンのパワーが上がる
- 燃費が良くなる
というようなことにつながります。
スパークプラグの交換時期
スパークプラグは特にその先端の焼けによって寿命となってきます。
スパークプラグの交換時期としては
- 早いと走行距離1万キロ前後
- メンテナンスをしっかりとした場合には2万キロ前後
が一般的なタイミングとなります。
スパークプラグの劣化症状が出たときに点検や交換をするか、また車検時に点検してもらって交換が必要かを判断してもらえば一般的には十分だといえるパーツとなります。
スパークプラグの点検やメンテナンス方法
スパークプラグは40分ほどかければメンテナンスすることもできますし、またそれによってスパークプラグの寿命を伸ばすこともできるようになります。
慣れれば特に難しい作業ではないので、興味のある人は取り組んでいって欲しいと思います。
- エンジンの上などにあるスパークプラグの場所を確認する
- プラグキャップを外す
- プラグレンチでプラグを緩める
- スパークプラグを手で引き抜く
- スパークプラグの先端の色を確認する
- F1では白だと正常、それ以外はキツネ色だと正常と判断する
- スパークプラグの電極部分を真鍮ブラシで清掃し、汚れを取る
- 電極のエッジが丸くなっていれば立てる
- 外部電極と内部電極との間隔を仕様に沿って(たとえば1ミリ前後などが多い)に調整する
- スパークプラグの取り付け部分にグリスを塗る
- スパークプラグやキャップを元の通りに戻す
スパークプラグの先端は黒くなっていることもありますが、このときにはスパークプラグの寿命ともいえず
- ガソリンが濃すぎる
- エンジンオイルが燃えすぎている
ということが原因となることも多いです。
先端が焼けていれば寿命と判断します。
ただこの焼けで寿命かどうかを判断するのは慣れていないと結構難しいと思いますので、後述もしますがスパークプラグの劣化による症状が出ていて、かつ焼けのような状態になっていてはじめて交換と判断すれば十分だといえます。
つまりバイクの状態に問題がなければ慌てて交換するほど神経質にならなくても良いということです。
スパークプラグの電極部分が汚れていれば火花が飛びにくくなりますので、簡単で良いので汚れを真鍮ブラシで取るようにします。
ただしスパークプラグでもイリジウムプラグであれば清掃はしてはいけないとされています。
このイリジウムプラグは清掃でなく交換をすることで清掃に代える仕様となっています。
スパークプラグの取り付け部分につけるグリスですが、熱が加わる箇所なので
- カッパーグリス
- モリブデングリス
がおすすめです。
あまりつけすぎずに薄く塗るような感じで問題ありません。
スパークプラグの交換での判断
スパークプラグは上のように交換時期の目安というものもありますが、基本的にはそこまで神経質になるほどでもないパーツだと思います。
加速が悪いなど目に見えるような支障が出てきてはじめて交換を考えれば良いので、そこまで神経質にならなくても良いです。
スパークプラグ交換での工賃はどの程度?
スパークプラグは上のように慣れればそう難しくもありません。
あまり高頻度でやらないといけない作業ではないので工程は忘れてしまうことも多いのですが、面倒であればバイクショップでやってもらえば良いです。
スパークプラグ交換の工賃の相場としては1000円前後からで、高くても2000円前後までですむことが多いはずです。
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