バイクのヘッドライトの光軸調整は車検の項目にも入っているので、狂えば調整をしていかないといけません。

あまり走行距離のないバイクでも道路からの振動で絶え間なく狂う宿命にあるのがヘッドライトの光軸です。

今回は自宅でもできる簡単なヘッドライトの光軸調整の方法を紹介したいと思います。

 

バイクのヘッドライトの光軸調整と車検

 

光軸調整は主に上下の位置が重要で、左右については上下ほどでもないといえます。

バイクでは光軸調整のネジが装備されていて、そこで調整するのですが特に上下の調整をメインにしていけば意外と簡単に車検にパスできることが多いです。

 

バイクのヘッドライトに合わせる光軸調整!新車時のチェック

 

最も確実で簡単な光軸調整の基準を得るには新車時の光軸の位置を覚えておき、狂ったときにそれに合わせて調整してしまうことです。

 

  • 光軸をマーキングする壁を決める
  • バイクの位置を決めて、そこにマーキングする
  • 壁に向かってヘッドライトをつけて光軸の位置も壁にマーキングする

 

バイクの位置についてですが、タイヤの向きの形に沿ってマーキングすればより確実で、それによって左右の光軸も判断できるようになります。

この方法は新車の段階で忘れてしていないというときには、車検から返ってきた段階で行っても正しい光軸調整の位置がわかるようにできます。

またこの方法でマーキングするにはハイビームの状態で行うようにします。

後述もしますが車検ではハイビームで検査されることも多いですし、バイクではハイビームで走行するのが基本であるというところが理由となります。

 

車検での光軸検査の基準

 

上のようなだいたいの光軸調整でも合格もできますし、またバイクショップに車検を出していれば特に必要もないのですが、一応車検時の光軸調整の基準について紹介します。

 

  • バイクを壁から1メートル以内に近づける
  • ハイビームにする
  • この段階で一番明るい点をマークする
  • バイクを壁などから10メートルの位置に停車させる
  • ハイビームの状態でヘッドライトを点灯させる
  • 壁の最も明るい点をマークし、1メートル時のものとどの程度ズレがあるのかを検査する
  • 合格ラインは左右とも左右27センチ、上10センチ、下はそのバイクのライトの地上からの距離の20%まで以内に入るかどうか?で判断される

 

車検時の光軸検査はこのようになっています。

つまり1メートルと10メートル時でどの程度光点にズレがあるのかで判断するということです。

自宅でも壁を用意していけば検査できる内容といえます。

 

バイクの光軸調整方法とは?

 

ではバイクの光軸調整をどのようにすれば良いのかですが、実はかなり簡単です。

 

  • ヘッドライト付近にある光軸調整用のネジを特定する
  • 時計回りし回すと下向きになり、逆に回せば上向きになる

 

車種によってはヘッドライトの裏などにこのネジが設置されているタイプもあります。

また左右の光軸調整用のネジも近くに設置されていることも多いので、すぐにわかるはずです。

 

バイクの光軸調整のタイミングとは?

 

バイクの光軸は常時少しずつ狂ってくるというようにいえます。

それだけ車体には道路からの振動が加わっているともいえますが、同時にバイクも車もヘッドライトの光軸というのはもともと狂いやすいものでもあります。

極端にいえば低速走行で側溝の上を走ったり、また小さな石を踏むだけでも狂う可能性もあるのが光軸です。

ただこのように狂っていくのが常である光軸ですが、定期的に調整するべきというほどでもありません。

新車でなければ車検は2年ごとですので、24ヶ月ごとに光軸調整はしていけば十分です。

ただしそのときにはヘッドライトの光量検査もあるので、光量が保安基準に沿っているかのチェックも行いましょう。

バイクショップに出せば同時に点検してくれるので問題ありませんが、ユーザー車検では光軸とともに光量も落ちやすい項目となっています。

ちなみにバイクショップによる光軸調整の工賃目安としては2000円前後といって良いです。

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