エアクリーナーからエンジンオイルなどが漏れてくるということもしばしばありますが、オイル漏れを放置しておかずにどのように対処すれば良いのか解説をします。
意外と簡単にオイル漏れを解決できるケースもありますので、自分がどのパターンに該当していてオイル漏れを起こしてしまっているのか考えてみてください。
エンジンオイルの交換後にエアクリーナーからオイル漏れ
このオイル交換直後にオイル漏れをしてしまうということはよくあります。
このパターンでよくあるのはブローバイガスホースを伝ってエンジンオイルも上がり、それによってオイル漏れをエアクリーナーでしてしまうというものです。
ブローバイガスホースというのはエンジンなどの機能によって内部で圧力が上がるのですが、圧力ガスを抜くことで圧力調整をするというものです。
エンジンオイルの交換時にオイルを入れ過ぎればこのようなことが原因でオイル漏れを起こすことはよくあります。
このパターンでの対処としては最近入れたエンジンオイルが入れ過ぎている可能性が高いので、アッパーラインとの関係で適切に捨てるようにしてください。
ちなみにこのパターンによるエンジンオイルの漏れではアイドリング時にはクランクケースからの圧力が小さくなることで漏れが少なくなるような傾向があります。
ガソリンがエアクリーナーから漏れている
この他にガソリンがエアクリーナーの達して漏れるという現象もあります。
- キャブレターがオーバーフローする
- ガソリンがそのために行き場を失いエアクリーナーに流れる
- オイル漏れのようになる
という流れによる現象です。
このキャブレターの原因としてはいくつか考えられますが、
- ゴミがつまりオーバーフローする
- フロートバルブの劣化によるオーバーフロー
1つめはゴミを取ることで改善されますが、ゴミが蓄積する原因が残ります。
その原因まで解除しなければ再び同じようにオーバーフローを起こすこともありますが、
- ガソリンタンクの錆取り
- ガソリンキャップのパッキンの劣化
なども考えられます。
2つめではフロートバルブの交換をする方法をまず行わないといけません。
短距離走行を繰り返すことでエアクリーナーからオイル漏れ
これはかなり限られたケースで起こり得るのですが、
- エンジンをかける
- 短距離短時間走行をする
- エンジンが十分に暖まらない状態で切る
このような特殊なエンジンの起動を何度も行うことでオイル漏れをエアクリーナーからしてしまうこともあります。
このような運転によってガソリンや水分がエンジンオイルに混入し、これによってオイル漏れを起こすということです。
ただこのような運転をしていない人が多いと思いますので、あまり該当するという人はいないかと思います。
エンジンオイルの正しい補充方法
特に考えられるのは上のようなことが原因となるケースです。
一般論でいいますと1つめのエンジンオイルの漏れのほうがまず該当することが多いといって良いです。
エンジンオイルの量を入れすぎるという初歩的なミスですが、このようなミスをしてしまう人で多いのが
- バイクを直立にしないままエンジンオイルを補充する
- エンジンを切って十分に時間をおかないで補充する
というように正しいエンジンオイルのレベルを確認できない状態で補充してしまうことも実際に多いです。
エンジンオイルは3000キロごとなど定期的に交換するなどは必要ではありますが、エンジンを切って3分程度など正しい方法で補充するようにしていきましょう。
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