バイクの保管方法というのは知っているようで知らないことも意外と多いものです。

毎日のように乗ってはいるもののそのときに保管方法をどうすれば良いのか、また事情があって数ヶ月など中長期の期間放置しなければいけないときの正しい保管方法などについて解説をしていきます。

 

理想的なバイクの保管方法

 

バイクを保管する上で注意したいのは紫外線、雨などの水です。

 

  • 紫外線によってタイヤも含めたパーツの劣化が起こる
  • 雨などでは錆などの腐食が起きる

 

という現象はよくあることです。

そのため理想的なバイクの保管方法というのは

 

  • 屋根つきの駐車場に保管する
  • 屋根でも雨や紫外線をカットするものがベスト

 

というようにいえます。

ガレージの屋根でも透明な素材で紫外線を通すようなものもありますが、この場合にはシートをかけるなどすれば問題ありません。

同時に雨水もカットすることができるようになります。

 

屋外でのバイクの保管方法

 

しかしどうしても屋内の駐車場のないという人も多いのではないでしょうか?

その場合には屋外で保管するしかありませんが、

 

  • シートをかけるようにする
  • 特に防水性のしっかりとしたシートを使う

 

というようにすれば確実に屋外でもバイクの劣化を予防することができるようになります。

 

  • シートは消耗品であるので1年に1度は買い替えする程度がベスト
  • 表面が紫外線によって劣化しているようであれば2枚重ねも良い
  • バイクやシートが濡れたままかけるのは避けること、錆の原因となりやすい

 

ただしシートの運用方法も重要です。

ずっとかけたままが良いかといえばそうでもなく

 

  • 普段はシートをかけておく
  • 雨が降り、やむとシートを外してシート内の湿気を外に出す

 

というようなこまめな作業をしたほうが良いです。

それでもたとえば下が砂利や泥で、雨の跳ね返りでシートの下からタイヤやホイールなどに泥がつくことは避けられません。

そこから徐々に錆が出てくることもあるので、屋内駐車場のバイクよりも洗浄などはしたほうが良いといえます。

仮に雨の跳ね返りによる泥がついても、2~3日以内にその泥を洗浄できれば錆が広がる確率を下げることができるようになります。

 

砂利道でのバイクの保管方法

 

舗装されていない砂利道などでのバイクの保管は難しいです。

上でもいいましたように道自体に雨が長く保水されてしまって錆の原因となりやすいからです。

このようなときにはシートをかけても湿気がたまり、かえって錆が出やすくなります。

可能であればこのような舗装されていない屋外駐車の方法としては

 

  • 道路自体をぬらさないようにするバイク保管用の小屋を作る
  • 風通しの良い小屋にしてバイクの保管をする

 

というようにするのがベストです。

道が濡れないので下からの湿気の影響は少なくなりますし、仮に濡れても風通しが良いので急速に錆びるということも避けることができるようになります。

家の壁などにぴったりと小屋をつけると風通しが悪くなるので、やや間をあけて設置すれば良いでしょう。

 

バイクのシートによる保管方法とマンション

 

私も過去にマンションに住んでいてバイクに乗っていた時期もありました。

しかしマンションというのはいろいろな人がいるので、シートをしていないバイクは住人にいたずらされることもよくあるのです。

中には信じられないような故障をさせられてしまうこともありますが、まず共同住宅に住む場合にはバイクシートをかけていくのをおすすめしたいと思います。

特に引越しするマンションの住人がいるときには最後に信じられないような行為をする人もいるようです。

 

バイクの中長期放置と正しい保管方法

 

またバイクではたとえば冬の時期は乗らないなどというような事情で数ヶ月以上放置するようなこともあります。

このようなときにはどのようにバイクを保管すれば良いのかについて解説をします。

 

  • 燃料コックのある車種であればコックも抜く
  • コックのない車種であればできればガソリンタンクからガソリンを抜く
  • バッテリー上がりを防ぐためにマイナス端子のみを抜く
  • できればブレーキやクラッチレバーもときどき動かす

 

バイクのガソリンを抜く!2つの抜き方を解説

 

ガソリンを抜くことで、ガソリンタンクやキャブレターの劣化を防ぐことになります。

ガソリンを抜くのは燃料コックのある車種では楽ですが、コックのない車種ではやや面倒といえます。

石油ストーブのポンプなどを使ってタンクからガソリンを抜き、残ったガソリンをウエスなどで拭き取ります。

その後は空運転などをしてキャブレター内のガソリンをなくすようにしていくと良いでしょう。

やや残った程度のガソリンは夏などであればガソリンの揮発性によって自然となくなりますが、冬季保管であればこのような処置も必要となってきます。

ガソリンの抜き方は上のページで詳しく解説していますので参考にしてみて欲しいと思います。

バッテリーについてはマイナス側のみを抜けば十分です。

両方とも外すときには、まずマイナスを外して、その後にプラス端子を抜くようにします。

ショートを防ぐにはどちらの端子から外すのかも意外と重要なポイントとなります。

プラス端子も抜く意味はありませんので、冬季保管ということであればマイナスだけ抜けば十分です。

クラッチレバーなどもしばしば動かすことで固定されるのを防ぐことができるようになります。

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