バイクではあまりメンテナンスや点検をしていない場合にはオーバーヒートを定期的に起こしてしまうということもあります。
逆に今回紹介しますようなポイントを点検できていればそうオーバーヒートを起こすこともありません。
今回はバイクライダーを悩ませるオーバーヒートの原因をパターンに分けて解説していきたいと思います。
バイクのオーバーヒートではバイクが故障してしまう?
オーバーヒートしてもその後何ともなく走れることもありますが、エンジン周辺の熱量が多すぎることでオーバーヒートが起きます。
そのため運が悪いと
- パーツが熱で変形してしまう
- パーツが故障してしまう
- エンジンの機能が損なわれてしまう
という障害を残すこともあります。
後述しますが、エンジン周辺の冷却システムの適切なメンテナンスや掃除、また水温計の確認をしてオーバーヒートは極力予防できるようにしていきましょう。
オーバーヒートの原因① 冷却液の不足
個人的に最も多いと考えるのはこの冷却液の不足です。
冷却液というのは水冷エンジンで使われていて、クーラントなどと言われることもあります。
冷却液は文字通りにエンジンを冷やす役割を持ちますが、冷却液の残量が少なくなることでエンジンがオーバーヒートしてしまうことになります。
- 走行距離 3000キロごと
- 経過時間 6ヶ月ごと
冷却液はこのような間隔で残量の点検をするべきですが、最近見ていないというときには残量確認をしてみてください。
「バイクの冷却液の点検、補充のタイミング!距離と時間から解説」
オーバーヒートの原因② 冷却フィンの回転に支障が出ている
冷却フィンというのは空冷バイクで使われるパーツです。
やはり水冷エンジンの冷却液と同様にエンジン回りを冷やす効果がありますが、冷却フィンも定期的に掃除をしなければその冷却効果を下げることでオーバーヒートにつながることもあります。
洗車をしていればそのときに合わせて掃除すれば良いですが、おすすめは1ヶ月に1度ほどの間隔で掃除することです。
最近冷却フィンを掃除していないということであれば汚れを点検してみてください。
ただやはり繊細なところもあるパーツで、下のページにも紹介していますような冷却フィンを壊さないような正しい掃除をしていくようにしてください。
オーバーヒートの原因③ ラジエターの汚れ
オーバーヒートで次に簡単に点検できるのはラジエターの汚れです。
ラジエターはバイクの前面にあるパーツで、風を外部から入れて冷却液を冷ます役割を果たします。
やはり走行していればホコリ、虫などが付着してその風を入れる機能を果たさないようになってしまうこともあります。
その結果、冷却液が冷えずに、オーバーヒートにつながるというようになることもあります。
ラジエターはナイロンブラシで軽くこすったり、水をかけて清掃しますが、表面が繊細で壊しやすいパーツです。
下のページでラジエターの機能を損なわない清掃方法を紹介していますので、注意して掃除してみてください。
「バイクのラジエター掃除の仕方!ラジエターキャップの点検も」
オーバーヒートの原因④ エンジンオイルの不足や劣化
オーバーヒートでもエンジンオイルの劣化などが関係してくることもあります。
エンジンオイルには冷却機能もありますが、残量が少なくなっていたり、汚れていればその機能を果たせないというようになります。
そのためエンジンオイルの
- 残量
- 汚れ
を点検してみてください。
エンジンオイルも
- 走行距離3000キロごと
- あるいは6ヶ月ごと
などの間隔で劣化、残量などを点検するべきで最近見ていないという人は下のページを参考にして点検してみましょう。
オーバーヒートの原因⑤ エンジンに負荷のかかる走り方をした
単純にエンジンに負荷のかかる走りをしてオーバーヒートしたというときもあります。
空冷エンジンでは渋滞時によくオーバーヒートしてしまうこともありますが、
- 渋滞
- 真夏の暑い時期の走り
ではオーバーヒートの確率を上げてしまうことになります。
オーバーヒートが疑われるときには
- メーターの水温計を確認する
- 水温計が高いときには一旦エンジンを止めて冷えるのを待つ
というようにしていきましょう。
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