空冷バイクでは冷却液でなく冷却フィンというパーツがあります。

冷却液ではその補充というメンテナンスを行いますが、空冷式の冷却フィンでは掃除や洗浄というメンテナンスを行うことが必要となってきます。

 

冷却フィンの掃除のタイミングは?

 

冷却フィンについては洗車時などに合わせて行う人が多いかもしれませんが、そのタイミングで問題ありません。

しかし場合によってはバイクの洗車をあまりしなという人もいるかと思いますので、冷却フィンの掃除タイミングの目安を紹介しますと1ヶ月ごとあたりにしていくとまず間違いないかと思います。

 

冷却フィンを掃除しないとバイクはどうなるのか?

 

冷却フィンというのはエンジン周りを冷却する役割を持ちます。

そのため掃除を適切にしなければこの冷却効果が薄れたり、なくなったりしてエンジンがオーバーヒートするなどのトラブルもありえます。

洗車のときにはマメに冷却フィンを洗浄するようにしていきましょう。

 

バイクの冷却フィンの掃除の仕方

 

冷却フィンを見ればわかりますようにヒダのようになっていて、その奥の箇所はなかなかうまく洗えないようになっています。

そのため冷却フィンを掃除する方法としては

 

  • 柔らかめのナイロンブラシを用意する
  • 水を冷却フィンをかけながらブラシでこする
  • 掃除後には残った水気を拭き取る

 

水気が残ると錆が出てくることもあるので、しっかりと水が残らないように拭き取ります。

素早く確実に水気を取るには高圧エアを使って水気を飛ばしても良いです。

 

バイクの冷却フィンが熱くなっているときの掃除

 

エンジンを切った直後では冷却フィンが非常に高温になっていることもあります。

特に長距離走行してきたときには手で触るとやけどするような温度になっていることもあるので、エンジンを切った直後に冷却フィンの掃除をしないほうが良いです。

数分待つと温度が下がるのでそれまでは掃除しないようにしましょう。

 

冷却フィンのナイロンブラシの選び方

 

冷却フィンを掃除するナイロンブラシですが、

 

  • あまり硬いブラシは使わないこと
  • ブラシでこするときも力を入れすぎないこと
  • フィンのヒダの奥まで歯先が届く長さのものを選ぶこと

 

というようにしていきます。

より細かく汚れを落としたいときには歯ブラシでも構いません。

歯ブラシは歯先が小さいので、より細かく磨くこともできます。

 

冷却フィンの掃除とともに合わせて洗浄したいパーツ

 

冷却フィンを掃除するというときには合わせてオイルクーラーも掃除してしまうと良いでしょう。

 

冷却フィンの近くにあるゴムの役割

 

冷却フィンを掃除するときには中からゴムが落ちてくることもあります。

中を見てみれば他にも同じようなゴムがついているというように気づくこともあります。

このゴムの役割ですが、簡単にいいますとバイクの

 

  • 騒音対策
  • フィン共振によるフィン破損防止

 

を担うものです。

フィンは駆動していると振動にさらされて音が出るようになりますが、この振動による音をゴムによって緩和するためのものです。

落ちたゴムはつけ直したほうが良いのですが、結論からいいますとこのゴムは再びつけないとしてもすぐにバイクの機能、性能や耐久性には影響しません。

ただ長期的には

 

  • やや騒音は大きくなる
  • 共振によって金属疲労を誘発してフィンが破損する

 

ことも考えられますので、つけ直ししたほうが良いです。

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