バイクのエアクリーナーはエンジンに送りこむ空気をきれいにするパーツです。
砂、ホコリなどを防ぐ効果を持っています。
エアクリーナーも走行距離や経過時間によって自然と汚れてくるので、適切な時期に掃除をするようにしていきましょう。
バイクでの2つのエアクリーナーのタイプと掃除のタイミングや間隔
バイクではエアクリーナーのタイプが2つあります。
- 乾式エアクリーナー
- 湿式エアクリーナー
掃除という観点でいいますと湿式エアクリーナーのほうが汚れるのは早いので、こまめに掃除をしなければいけなくなります。
- 乾式エアクリーナー 1万キロか12ヶ月ごとに掃除が必要
- 湿式エアクリーナー 3000キロか6ヶ月ごとに掃除が必要
このような頻度でエアクリーナーの掃除をしていくとまず安全といえるでしょう。
乾式エアクリーナーの掃除の方法
まずは乾式エアクリーナーの掃除の方法ですが、
- エアクリーナーボックスを開ける
- エアクリーナーボックスのカバーを開ける
- エアクリーナーを取り出す
- エアクリーナーについたホコリなどを地面で軽くたたくなどして落とす
- よりホコリを落としたいときにはエアダストなどで吹き付けて落とす
- エアボックス内部にもホコリがあればタオルで拭き取る
- エアクリーナーを元に戻し、カバーもつける
乾式エアクリーナーでは水をかけて洗ったりはしてはいけません。
水によって表面の繊維が壊れたりして集塵効果を落としてしまうものもあります。
またエアクリーナーだけのホコリを落とし、エアクリーナーのボックス内のホコリを放置すれば掃除の効果も半減してしまいます。
簡単に乾いたタオルやウエスで拭くだけでも相当な効果があるので忘れないで行うようにしましょう。
湿式エアクリーナーの掃除の方法
湿式エアクリーナーでは水も使って掃除ができますが、陰干しした後に戻すので乾式よりも掃除に時間がかかります。
湿式エアクリーナーの掃除の方法としては
- エアクリーナーを取り出す
- 水に台所洗剤を混ぜたものにエアクリーナーを浸して洗う
- 洗剤をよく水で流してとる
- タオルでエアクリーナーの水分を取り、陰干しして乾燥させる
- 乾燥したエアクリーナーにエアクリーナーオイルを吹き付ける
- エアクリーナーの裏表に注意して元に戻す
陰干しは意外と時間がかかるので時間のあるときに余裕を持って湿式エアクリーナーの掃除は行うようにしましょう。
最後のエアクリーナーオイルとはエアクリーナーに染みこみ、そのオイルによってホコリなどの吸着効果を増すためのものです。
掃除すればオイルも取れてしまうので、オイルをつけないで元に戻せばエアクリーナーの機能が損なわれたままになるので注意してください。
スクーター式での3つめのエアクリーナー
代表的なエアクリーナーとは上に紹介しました乾式と湿式になりますが、もう1つ数は多くはないですがビスカス式のエアクリーナーというものもあります。
特にスクーターバイクによく採用されているエアクリーナーですが、ビスカス式ではエアクリーナーの掃除はできないタイプが多く、一定の走行距離や経過時間によって交換というようなメンテナンスをしていきます。
エアクリーナーの掃除が面倒!ショップに代行してもらうときの工賃は?
最近はバイクを自分でメンテナンスしたくないという人も多くなっているので、一定の走行距離などになればエアクリーナーの掃除でなく新品への交換ですませるという人もいるかと思います。
新品に交換してもらえればボックス内の掃除も合わせて行ってもらえるはずなので、特にこのページに説明したような掃除も必要ありません。
この場合には上で説明しましたような走行距離や経過時間になればバイクショップに持っていくだけで良いです。
この
- エアクリーナーの新品への交換
- 周辺の簡単な掃除
をショップにしてもらうときには工賃は3000~4000円前後となってくることが多いと思います。
湿式でも陰干しの時間がいらないので、比較的早く作業も終わるはずです。
特に乾式エアクリーナーはもともと使い捨てという思想で作られているので、新品への交換というのは合理的ともいえます。
ただ湿式エアクリーナーは掃除して繰り返し使うという思想の元で作られているので、自分で掃除できそうであればやったほうが湿式エアクリーナーの思想とは合うといえます。
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