バイクではあるときに突然エンジンに吹け上がりが悪くなるということもあります。
エンジン関係の不調というのはかなり重要ですが、吹けが悪いというときには放置せずに原因の特定と、その改善をしていくようにしましょう。
エンジンの吹けが悪い① エアクリーナーが汚れている
エアクリーナーというのはエンジンに送り込む空気をきれいにするパーツとなっています。
エアクリーナーは2つのタイプがありますが、
- 乾式エアクリーナー 1万キロか12ヶ月ごとに掃除が必要
- 湿式エアクリーナー 3000キロか6ヶ月ごとに掃除が必要
というように定期的に清掃をしていくこが必要です。
エアクリーナーの掃除をしないまま放置していくとエンジンに支障が出てくるのでまず確認して欲しい箇所になります。
エンジンの吹けが悪い② エンジンオイルの劣化
同様にエンジンの吹けが悪くなるときにはエンジンオイルの状態もまず確認して欲しいところです。
エンジンオイルというのは人間でいうと血液のような重要な役割を果たします。
- 潤滑
- 洗浄
- 防腐
- 冷却
- 密閉
エンジンオイルというのは
- 走行距離3000キロごと
- あるいは6ヶ月ごと
に劣化してくるので交換していくのがおすすめです。
エンジンオイルが汚れている、またなぜか量が減っているというような場合にはすぐに交換や補充などをしていきましょう。
エンジンの吹けが悪い③ フューエルタンクの詰まり
フューエルタンクを開ければブリーザーといわれる小さな通気口があります。
この通気口はガソリンをエンジンに流すための一旦の役割を担っていますが、穴はかなり小さいので詰まるようなこともあります。
この通気口が詰まることでエンジンにガソリンがスムーズに流れないようになってエンジンの吹けが悪いというようになることもしばしばあります。
改善方法としては通気口の詰まりを解消すれば良いだけですが、この通気口の接続先は意外と繊細なとこもありますし、また穴が小さいことで詰まりを取るのも難しくもあります。
そのため個人的にはバイクショップに依頼するほうが無難だと考えています。
このフューエルタンクの詰まりがあれば、ガソリンの給油時にガソリンキャップを開けたときにボンというような空気を吸うような音がするという特徴もあります。
エンジンの吹けが悪い④ 燃料系の結合不良や破損
エンジンの吹けが悪いのでその原因の多くはやはり燃料系にあると考えられます。
そのため念のために燃料系のパーツごとの結合部や破損などのチェックも行っていきます。
特にチェックして欲しい箇所は
- インシュレーターとシリンダーヘッドの破損や結合部の緩み
- フューエルホースの亀裂
緩みについては締め直せば良いのですが、亀裂や破損があればパーツ交換を行わないといけません。
これも自信がなければバイクショップに依頼してしまうほうが良いといえます。
エンジンの吹けが悪い⑤ 他にもある考えられる原因
上で紹介しました原因は代表的なものですが、他にもいくつか原因は考えられます。
- プラグキャップが緩んでいる、または亀裂がある
- ガソリンが腐っている(特に長くバイクに乗っていないとき)
- フューエルタンク内に錆がある
- マフラー交換を最近して混合気が薄くなっている
- F1車であればCPUの不具合が起きている
- ピックアップコイルの錆
などというようなことが原因となっていることもあります。
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