バイクは新車のほうが良いという意見は多いかと思いますが、費用の問題でやむなく中古バイクを買うという人もいるかと思います。
中古バイクは品質がわからない、危険などいろいろな意見を聞いたことのある人もいるかと思いますが、今回は中古バイクのよくある疑問についてまとめて解説をしたいと思います。
中古バイクでも特に安いものがある理由
中古バイクでも特に安いというものもあり、値段が安くて良いものの、品質や状態が不安という人は多いかもしれません。
特に安い中古バイクのその背景、理由としてはいくつか考えられますが、
- 人気車種でない
- 年式が古い
- 走行距離が多い
- 事故歴などがある
- 点検や整備を最低限しか行えていない
- 購入後の保証内容のレベルが低い
などはよくある理由といえます。
ただバイクの走行距離というのはメーター改ざんをしているところもあり、表向きはそこまで走行距離が蓄積していることがわからないものもあります。
この点、バイクの中古市場というのは店にもよりますがブラックボックスといって良いわけです。
中古バイクの安い時期はいつ?
意外と知られていませんが中古バイクの値段も時期によって上下することがあります。
- 中古バイクが最も多く売られる秋、冬
- ボーナス時期直後
- モデルチェンジ時期直後
このような時期は中古バイク市場で最も中古バイクがダブつくので安い時期といって良いです。
やはりおすすめとしては1つめの秋、冬で、春過ぎになるとこのような中古バイクが売れていくので、春までに買うのがおすすめです。
秋、冬直後は中古バイクがダブつくので多少の割引が適用されることもありますが、あまり無茶な交渉をすれば整備に手抜きされることもあるのでおすすめはしません。
中古と新車バイクとの価格差はどの程度?
中古バイクを見れば新車と同じ車種でも2~3割程度しか安くないということもあります。
中古バイクも上のように年式や走行距離によっても値段は違うわけですが、この程度の費用を節約するのかどうかということは大きな問題です。
後述しますように中古バイクはデメリットもあるわけで、購入後の修理頻度を考えれば半額以下であればまだしも数割しか値段差がないときには新車のほうをおすすめしたいと思います。
中古バイクでも状態の良いものでなければ5年もすれば、新車と変わらない費用となってくることもあります。
特に中古バイクではバイクショップ、あるいは店員次第で状態は大きく変わってくるので、どの程度新車よりも安いのかということは非常に大きな要素といえるでしょう。
中古VS新車!メリットとデメリットを紹介
中古と新車バイクでは購入時からその後乗るときにもいろいろな違いがあります。
中古バイクの場合には状態によってもかなり違いはあるものの
新車バイク
- 値段は高い
- 初心者は慣れていないので立ちゴケ、転倒で傷をつけてしまう
- メーカー保証とショップの保証があるので安心できる
中古バイク
- 値段は安いものも多い
- ただし状態が良くないと購入してすぐに修理が必要となったり、廃車になることもある
- バイクに慣れていなくて傷をつけてもある程度我慢はできる
- 以前の所有者の癖がついていることが多い
- 保証期間は一般に6ヶ月以内と十分でない
バイクというのは不具合、故障、修理と購入して当然終わりではありません。
購入したバイクショップが信頼できるところであり、その後もいろいろなことを相談したくなるものです。
そのためバイクの知識がない人ほど、また初心者ほど実は新車バイクのほうが良いわけです。
中古バイクは上級者向けであって、バイクを選ぶ段階から見る目を持っていないと状態の良いバイクは買えません(とはいっても上級者でも中古バイクを選ぶのは難しいです)。
中古と新車とで迷えば費用と相談は必要ですが、迷わずに新車を買うようにしてください。
どうしても中古バイクしか買えないというときにはできるだけディーラーにするようにしましょう。
変な店で中古バイクを買えば修理できないといわれるなど結構悲惨な目にあうこともあります。
このあたりは下のページでも解説していますので、特に中古バイクを買う予定の人は絶対に目を通しておいて欲しいと思います。
中古バイク購入での走行距離の目安とは?
中古バイクでは走行距離を目安に購入するという人もいるかと思います。
バイクではメーターの取替え、悪質なときには改ざんもあるので走行距離を100%目安にすることもできませんが、1年あたり3000~5000キロというのは1つの目安となります。
- 3年もののバイクで走行距離15000キロというのはそこまで問題でない
- 5年もののバイクで走行距離8万キロというのは走りすぎと判断できる
- 8年もので走行距離1000キロなど異様に少ないとメーター改ざんも疑う
バイクも走行距離が年数と比較して少ないときにはメーター改ざんなどとともに長期放置という可能性もあります。
定期的に乗って来たバイクのほうが状態が良いことも多いので、あまり少なすぎる走行距離の中古バイクもおすすめできないこともあります。
また走行距離が多すぎるのも購入後にすぐに修理することも必要となる可能性も高いので、
- できるだけ新しいバイク
- かつ走行距離も少なく、年数と矛盾していないバイク
という2つの条件を満たすバイクが状態が良いというように推測しても良いでしょう。
新車のバイクが買えない人で中古バイクよりも安全な買い物とは?
上のように中古バイクはできれば避けたほうが良いのは良いです。
となると新車のほうが良いわけですが、費用面でどうしても新車に届かないということもあります。
この場合には試乗車をおすすめしたいと思います。
試乗車というのは誰がどのように乗ったのかわからない中古車よりもはるかに状態が良いことがまだ多く、しかも値段は20%オフというものもあります。
「え?バイクの試乗車購入は危険?安全な試乗車購入のポイントは?」
中古バイクの走行距離などのチェック項目
最後にどうしても中古バイクを買うという人のために簡単なチェックポイントを紹介しておきます。
とはいっても完全な中古バイクの状態を見極めることはバイクを仕事にしている人でも難しいので、なるべくチェックするという感覚で考えていってください。
- ガソリンタンクの中に錆がないかどうか?
- エンジンをかけてみて異音などがしないか?
- 排気は変な臭いがするところはないか?
- 車体のゆがみがないか?(タイヤのゆがみは特にチェックする)
- メーター取替えの形跡がないかどうか?
- エンジンからマフラーまでパイプの焼け具合にムラがないかのチェックで荒い運転をされていないかの確認
- ハンドルストッパーの傷、カウルとアッパーとのずれがないかで事故歴のチェックをする
このようなところは最低限チェックして欲しいことです。
その前にまず中古バイクでは信頼できそうなショップであり、店員であることは最低限確認します。
その上で上のようなポイントにチェックをかけていきましょう。
ただ難しい、自信がないと思えば新車にすることは忘れないようにしてください。
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