バイクで試乗車を中古として購入するという制度もあります。
値段的に安いのでお金が足りない人にとっては有効的なバイクの買い方といえます。
しかしデメリットもいくつか試乗車にはあるので、そのあたりも知って試乗車の購入を決めるようにしていきましょう。
試乗車と販売店のノルマ
販売店によっては販売台数のノルマもありますが、新車はそう簡単にノルマ達成のために安く販売することもできません。
しかし試乗車であれば中古車の1つでもあるので割引もしやすいですし、ノルマの達成に貢献してくれることもあります。
そのため販売店では試乗車販売を意外と押してくるところもあります。
試乗車の走行距離と状態
結論からいいますと多くの試乗車は状態が良いというようにいって良いです。
- 走行距離も試乗だけなので1000キロに満たないものが多い
- 一般道しか試乗しないことも多くエンジンの不具合があることは少ない
- ショップも責任をもって試乗車をメンテナンスしていることが多い
このような事情もあって状態の良いものが多いわけです。
一般的な中古者と迷うのであればまず間違いなく試乗車をおすすめしますが、出どころが明確な点も試乗車のほうがおすすめできる理由といえます。
試乗車の購入費用と諸経費の節約
試乗車も一応近距離とはいえ公道を走るので諸経費はすでに支払われていることが多いです。
たとえば重量税などもすでに納付されていることも多いので、試乗車を買えばこのような諸経費の節約となります。
ただ試乗車といっても劇的に値段が下がるということもなく
- 新車 50万
- 試乗車 45万
などと少しだけ安いというようなこともあります。
この値段の差をどう考えるのかですが、走行距離もありますが、私であれば20%程度オフにならないと新車を買ったほうが良いといえます。
あまりないのですが試乗車でも実は転倒しているようなバイクもないわけではないからです。
試乗車はバイクに変な癖がついている?
バイクでは乗り方によって癖がつくこともあります。
試乗車でも癖がついているのではないかというように思う人もいますが、まず癖については心配しなくても良いと思います。
上でもいいましたように試乗車といえば走行距離は1000キロ前後のものが多いはずですし、その程度の距離で癖がつくということはかなり珍しいといえます。
また1人1人が乗る時間(長くても30分程度のことが多い)は短いので仮に走行距離がもう少しあっても癖がつくほどではないといえます。
試乗車は慣らしをしていないのでエンジンに支障が出る?
試乗車は慣らしをしていないことも多いのですが、最近のバイクは慣らしをしなくても特にエンジンに不具合は出ないものがかなり多いといって良いです。
試乗車を買うときに必ずといって良いほど慣らしの問題が指摘されますが、新しいバイクほど慣らしについては特に問題とならないと考えて良いといえます。
昔のバイクはたしかに慣らしをしないとエンジンに不具合が出ることもありましたが、最近は格段にエンジンも進歩しています。
試乗車を買うときにチェックしたいポイント
では試乗車を買うときにどのようなところをチェックするべきかについてですが、
- 傷がないか?(特にハンドルストッパーなど)
- 錆が出ていないか?
- 走行距離はどの程度か?
- バイクの色は気に入るものかどうか?
- 実際に試乗してみて気になる不具合などはないか?
- 新車よりも値段が安いといえるのか?
このあたりまでチェックできればそう後悔するバイクとはならないはずです。
ハンドルストッパーの傷は転倒履歴があるかどうかをある程度見分けることのできる箇所となります。
念のためにチェックをしておきましょう。
あと転倒履歴をチェックできる箇所としては
- 一応店員に転倒履歴を確認する
- カウルとアッパーとのずれがないかをチェックする
というあたりもチェックしておきましょう。
リッターバイクの試乗車は買ってはいけない?
例外の1つとしてリッターバイクがあります。
リッターバイクの場合には
- 急ブレーキをかけたことがある
- レッドゾーンまでの空ふかしをしていた
- ひどいときには店員によってデモンストレーションで過酷な走行をしている
というようなものもあります。
信頼できるところのリッターバイクであれば問題がないこともありますが、個人的にはリッターバイクの試乗車はおすすめできない場合もあるといって良いと思います。
転倒という意味ではロードバイクも試乗車では店頭しやすいタイプです。
軽微な転倒であれば状態に問題は出ることはまれですが、気になる人はロードバイクの試乗車も避けたほうが良いでしょう。
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