バイクでは高速走行を特定の条件で行うことでエンジン音が変わるようなこともあります。
エンジン音が大きくなりすぎるのも困りますが、それとともにエンジン音が変わったことでバイクの故障などにつながるのはやや心配です。
今回はエンジン音が急に変わったときの原因や対処法について解説をしていきたいと思います。
高速走行でエンジン音が大きくなってしまう
通常あまりありませんが、
- 長い時間の高速走行
- 追い越しや峠道を攻める
というような走行をしていくとエンジン音が大きくなるという現象が起こることもあります。
このようなケースでよくあるのは
- 高速走行で余分なゴミが排気の圧力で抜けた
- マフラー自体が高温になりゴミが燃えて消えた
- マフラーに排気の圧力で穴が開いた
- マフラー内部の錆
というようなことになります。
1つめと2つめは特に問題ありませんし、むしろ良いことでもありますが、3つめは車検に通らないようになってしまう確率は高いです。
車検が近いときにはすぐに下のページなどの方法で対処しなければいけませんし、そうではなくても
- 漏れた排気ガスによって周辺のパーツが腐食してくる
- エンジン出力の低下
- 燃費の悪化
などというようなデメリットもあるので排気漏れを防ぐほうが良いでしょう。
3つめの排気漏れかどうかの確認方法も下のページで解説していますが、体感的にバイクの振動が増えたというようなときにはマフラーに穴が開いている可能性は高くなります。
マフラー内部の錆であればカラカラというような乾いた音が聞こえるような感じになるかと思います。
マフラーからパンパンという異音がする
この場合も原因はいくつかありますが、
- マフラーの取付けが緩み排気漏れを起こしている
- エアクリーナーの取付けが緩んでいる
- プーリーの空回り
ほとんどはマフラー回りの緩みが原因となっています。
エンジンを止めてマフラーなどの温度が下がった後にマフラーが揺れるような緩みがないか確認してみてください。
自信がなければバイクショップにいくとすぐに修理してもらえるはずです。
エンジン音が小さくなってしまった
では逆にエンジン音が小さくなってしまうというようなこともあります。
このようなときには何が起きたのでしょうか?
- エンジンオイルの燃え残りがマフラーに溜まって排気の音を静かにした
- エンジンオイルを最近交換した
またエンジンオイル交換をした直後にエンジン音、マフラーの音が小さくなることもあります。
またエンジンオイルにはグレードというものもありますが、このグレードを変えたときもエンジン音が小さくなったように感じることもあります。
エンジン音が小さくなったというときには致命的な原因や現象が起きているということは少ないのですが、金属音がするかどうかは危険度のチェックになるので注意して欲しいと思います。
エンジン音が変わったときに特に危険な特徴とは?
上のようにエンジン音が変わるというときでもそれぞれ考えられる原因というのは違いますが、中でもすぐに修理などをすべき危険なエンジン音の変化というものがあります。
それは金属音のようなものがエンジン音に入ってくるような変化です。
この場合はバイクに乗らないですぐにバイクショップに修理してもらうほうがまず無難です。
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