ツーリングなどバイクに乗る時間が長いとクラッチが重いと感じることも多いかもしれません。
また突然クラッチが重くなるという現象もあるのですが、今回は重くなったクラッチを直す方法について解説をしたいと思います。
クラッチが重い!注油切れや汚れによる原因
クラッチが重くなる1つの原因に注油切れ、クラッチワイヤーの汚れがあります。
- ワイヤー式だと注油切れや汚れ
- 油圧式であればフルードの汚れ
というのが原因となってきます。
ワイヤーへの注油は3ヶ月ごと、油圧式のフルード交換は1年に1度程度の交換をおすすめしますが、その頻度よりも注油やフルード交換をしていないというときにはメンテナンスをして欲しいと思います。
もし注油をしていても重いというときには汚れを取ってから注油するようにしてください。
汚れがひどいと注油しても効果が半減してしまいます。
それぞれ詳しくは下のページで解説をしています。
クラッチが重い!クラッチワイヤーの交換も必要?
クラッチワイヤーの定期的な注油をしてこなかったときに今回だけ注油をしても重さが戻らないこともあります。
ワイヤー自体にも寿命というものがあり注油をしてこないとその耐久性は早く尽きてしまうということもあります。
劣化してしまったワイヤーという可能性もあるので新品に交換したほうが良いとはいえます。
錆もひどいときにもワイヤー自体の交換をおすすめしたいと思います。
クラッチが重い!取り回しを点検しよう
クラッチワイヤーで重くなるときには取り回しが正常でないときもあります。
- ワイヤーが伸びてしまっている
- ワイヤーがどこかのパーツに引っかかってしまっている
というようなことがないか点検してみましょう。
ワイヤーの取り回しを改善するだけで重さがなくなることもあります。
「クラッチワイヤーと取り回し!取り回しを間違えると危険?交換方法は?」
クラッチの調整で軽くする方法
クラッチも車種や体格によって合っていないために重く感じるということもあります。
そのときにはクラッチの調整を行うことで重さを解消することもできます。
- クラッチレバーが遠いときにはケーブル付近のネジで調整する
- レバーの位置を近くすると重さが楽になる
ただこのような調整をするとクラッチの遊びも大きくなるので、クラッチの感覚が今までと違ってくるのは注意してください。
クラッチレバー交換で重いを解消する
少し大変ですがクラッチレバー自体を交換するという方法もあります。
- パワーレバー
- ビレットレバー
- ライトクラッチ
というように呼ばれるのですが、このようなクラッチレバーにすればかなり楽になります。
どうしても非力な人は費用はかかりますが検討してみても良いでしょう。
クラッチが重い!軽くする操作法
クラッチが重くなるときも特に異常がないというようなこともあります。
このときには簡単に行える操作法の工夫もありますが、紹介しておきますと
- クラッチを握る指の本数を増やす
- クラッチの外側を握る
外側で握ることでテコの原理で多少重さが解消されます。
クラッチが重い!握力を鍛えることも必要?
長距離の後半ともなると握力のない人はクラッチが重くなることもあります。
- 握力のない人
- 非力な人
- 時間調整をせずに渋滞を避けることもなく長距離走行をする人
などはクラッチが重いと感じることも多いかと思います。
特にバイク初心者の人の場合には慣れていないこともあってクラッチが重いとなりやすいのですが、今回紹介しました方法をいくつか採用して慣れていっても欲しいと思います。
数年すれば重いと感じなくなりますし、また握力も適度に鍛えていくようにもしましょう。
大型バイクほどクラッチは重い?
しばしば大型バイクほどクラッチは重くなるというようにもいわれますが、実際には排気量とクラッチの重さに比例関係というものはありません。
むしろ出力の高いエンジンのバイクのクラッチが重くなる傾向が強いです。
- スプリングの硬さ
- 圧着面の面積
- レバーの位置、角度、形状
- ワイヤーなどの状態
などの要素でクラッチの重さが変わるので排気量が大きいと単純にクラッチが重くなるということもありません。
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