バイクのチェーンの遊びは適度にないといけませんし、少ないというのも問題があります。
バイクのチェーンがたるんでくれば特定の症状が出てくるのですが、今回はチェーンのたるみについて解説をしていきます。
バイクのチェーンのたるみでの症状
まずバイクのチェーンのたるみがあるときの症状ですが、
- ジャラジャラとチェーンから異音がする
- 加速時、エンジンブレーキをかけたときの衝撃が大きくなる
- 最高速が遅くなる
- スプロケットの摩耗が早くなる
などというような症状が出てきます。
チェーンのたるみでの影響
チェーンとそれをかける歯車の役割を果たすスプロケットがありますが、チェーンのたるみがあればこのスプロケットの摩耗も早くなります。
チェーンやスプロケットの摩耗では最悪のケースでチェーンが外れてロックするというようなこともあるので、最低でも2年ごと、メンテナンスをしていなければ1年ごとにバイクショップで点検してもらうと良いでしょう。
チェーンとともにスプロケットも摩耗していればそれも交換しなければいけませんので工賃が高くもなります。
バイクのチェーンの点検はどの程度の間隔で行うべき?
バイクのチェーンの点検は
- 走行距離 1000キロごと
- 経過時間 1ヶ月ごと
などに行うと遊びや張りの調整で間違うことはかなり少なくなります。
またチェーンのたるみの点検方法もよくわからないので、自分でチェーンを確認する方法がわからないという人もいるかと思いますので、その紹介をしていきます。
バイクのチェーンがたるむ、伸びる本当の原因とは?
バイクのチェーンが伸びる、たるむとはよくいわれるのですが、見た目的にそう見えるだけで実際にはチェーン自体が伸びていないというほうが多いのです。
- チェーンに付着したゴミや小石によりチェーンのコマのローラーが磨耗して直径がより細くなる
- チェーンのコマごとに内蔵されたベアリングが磨耗し、外側のローラーにガタが出る
- スプロケットが摩耗することでチェーンが長くなったように見える
というようなことでたるむと言われるわけです。
3つめに該当するときにはチェーンとともにスプロケットの交換も必要となってきます。
バイクのチェーンたるみの確認方法
チェーンのたるみの確認方法ですが、
- スプロケットの中央付近のチェーンを指で上下に動かして確認する
- このときにチェーンが動くのは上下で何センチあるのか(これが遊びです)を計る
- この上下の遊びの目安は、オンロード車では2~3センチ、オフロード車では3~4センチ
というようにします。
チェーンを指で上下させるときには10キロの荷物を押し上げる程度の力で行います。
またチェーンのたるみの確認では
- サイドスタンドでなくセンタースタンドを立てて車体をまっすぐにして行う
- 可能であれば自分と同じ程度の体重の人に乗ってもらっている状態でチェーンの遊びを点検する
というようにすればより正確なチェーンのたるみの度合いを確認できるようになります。
チェーンのたるみとスプロケット交換などの工賃
チェーンのたるみについては下のページで解説していますが、正直経験がないと不安になったり、結構大変な思いをするかと思います。
またスプロケット交換もしなければいけないとなるとかなり大変かもしれません。
バイクショップで依頼すれば
- チェーンの調整 1000円
- スプロケット交換 6000~8000円
というのが工賃の目安となります。
作業としては1時間ほどで終わるので時間のあるときにバイクショップで頼むとすぐにやってもらえるはずです。
そのときに合わせてチェーンの注油なども行い、注油も定期的にしていくことでチェーンやスプロケットの寿命を伸ばすこともできるようになります。
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