バイクにおけるスプロケットというのはチェーンをかける歯車であり、後輪にエンジンの動作を伝える補助の役割を果たしているといえます。
スプロケットはチェーンとともに点検や清掃などを行うべきパーツですが、今回は点検方法や寿命、交換について解説をしていきます。
スプロケットの点検頻度
スプロケットは摩耗してくるパーツで、チェーンとともに交換すると良いです。
スプロケットの摩耗の度合いの点検としては
- 走行距離 1万キロ
- 経過時間 12ヶ月ごと
にやっていけば十分です。
バイクのスプロケットの寿命や交換時期
ちなみにチェーンの寿命は
- チェーンの遊びの点検、調整などをしなければ1万キロほどで交換しなければいけないこともある
- チェーンの点検、調整をしていれば2~3万キロは持つこともある
ということでおよそ1~3年で交換時期を迎えるようになります。
チェーンとこのスプロケットの摩耗や寿命というのはある程度比例してくるものであるので、合わせてスプロケットの交換も行うようにします。
特にチェーンの遊びが大きすぎればスプロケットの摩耗も早くなります。
上の間隔を見てもらうとわかりますが、およそ車検のタイミングでチェーンとスプロケットの交換をしていけば良いというようになります。
車検のないバイクでも2~3年ごとにこの2つのパーツの交換をしていくと良いでしょう。
スプロケットの摩耗などの点検方法
スプロケットは刃のようにギザギザとしている円になっているパーツです。
摩耗してくるとこの刃のような箇所が狂ってくるようになります。
- スプロケットやフロントとリアとにあり、通常リアのほうが摩耗は早いので、点検は主にリア側で行う
- スプロケットは目視で点検する
- スプロケットの刃の山の箇所が尖っていれば摩耗していて交換のタイミング
スプロケットの新品では刃の山の箇所が尖っていませんが、摩耗してくるにつれて先端が尖っていくようになります。
そのためこのスプロケット刃の山の部分の尖り具合で点検を行います。
作業自体は10分ほどもあればすぐに行えるのではじめての人でもすぐにできます。
スプロケットの清掃は必要?
通常チェーンを適度な間隔で清掃していればスプロケットの清掃までは必要のないことが多いです。
交換までそのまま使えるということが多いわけですが、
- 走行距離 1000キロごと
- 経過時間 1ヶ月ごと
など洗車などのタイミングでチェーンを清掃し、スプロケットまで汚れないようにしていきましょう。
どうしてもスプロケットの汚れが気になるときには
- フロントはカバーを取る
- ウエスでスプロケットを回転させながら汚れを取っていく
というような方法で行います。
スプロケットやチェーンから異音!寿命の前兆
バイクではしていればチェーンやスプロケットから異音がしてくることもあります。
- カリカリというような音はスプロケットが摩耗しているときに出やすい音
- シャリシャリという異音はチェーンが緩いときに出やすい音
などの傾向があります。
スプロケット交換の工賃の相場はどの程度?
スプロケットの摩耗というときには基本的に交換するしかないといえます。
またこのスプロケットの交換も特にフロント側ではやや手間もかかるのでバイクショップに依頼するほうが良いでしょう。
交換作業としては1時間ほどで終わるのですが、工賃としては6000~8000円前後が相場といえます。
それよりも高いときには別のバイクショップに行くようにしましょう。
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