フルスロットルで走ることで急にトラブルのようになるということもあります。
エンストなどはよくありますが、その原因について解説をしたいと思います。
フルスロットルとは?
念のためにフルスロットルについて説明しておきますとアクセルを全開にするという意味です。
原付バイクではフルスロットルというのはエンジンに良くないと言われることもありますが、短い時間だけフルスロットルに持っていくのは問題ありません。
原付バイクでもフルスロットルすることを前提に設計されているので特に問題はないのですが、フルスロットルを長い時間、何度もしていればパーツの摩耗も早くなったり、バイクの寿命が短くなることもあるという程度の認識で構いません。
フルスロットルで走ればエンストする!その原因とは?
フルスロットルでしばらく走ればエンストするというようなこともあります。
このときには原因はいくつか考えられますので、まずは特定しなければいけません。
- キャブレターの不調
- ピストンやピストンリングの故障
- ガソリンタンクへの空気穴の詰まり
電気系を疑う人も多いのですが、キャブレターなど燃料系の不具合が起きていることが多いです。
ピストンの故障などであれば10万前後も修理工賃がかかってくることもあります。
費用によってはそのまま廃車を検討してしまう人もいそうな金額といえます。
キャブレターも同様ですが、単純にガソリンタンクの詰まりということもあるので洗浄して改善するかどうかで様子を見ていくとまずは良いと思います。
フルスロットルで走ればエンジンが止まる
またフルスロットルでしばらく走ればエンジンが止まるということもあります。
この状態で何度かエンジンをかけて走っていれば、始動もしなくなることもあります。
これはエンジンが焼き付きを起こした状態となります。
始動しなくなる前に
- シリンダーを開けてペーパーでこする
- キャブレターのエアーラインにゴミが詰まっているので除去する
- 排気管にスラッジ(ゴミ)がたまっている
というようにすることで解消されることもあります。
焼き付けを起こしてしまった後であればオーバーフローが必要になってくることもあります。
また焼き付きの初期段階の抱きつきという状態のこともあるのですが、この状態であればエンジンは始動もしますし、走行もできますが、その後はフルスロットルまでいかないように走ることが重要です。
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