転倒などでクラッチレバーが変形してしまうようなこともあります。
中にはクラッチレバーの操作が困難になってしまうこともありますが、クラッチレバー交換の方法やその費用や工賃について解説したいと思います。
クラッチレバーが折れた!修復はできる?
クラッチレバーは折れてしまうことがありますが、結論からいいますとその修復よりも交換してしまったほうが良いかと思います。
クラッチレバーというのは車種にもよりますが素材的に粘りのある金属でないことが多いです。
修復で仮に接着しても強度不足となることも多く、比較的その修復した箇所から再び折れやすくなってしまいます。
クラッチレバーの修復よりも費用と手間を考えると交換してしまったほうが後々便利かと思います。
クラッチレバーが曲がった!元に戻す方法とは?
クラッチレバーが曲がれば元の角度に戻す方法もあります。
自分でもできるので、最悪失敗してしまえばクラッチレバーの交換も検討すれば良いと思います。
後述しますようにクラッチレバーの費用はそう高いものでもないので比較的気軽に曲がったところを元に戻すことも良いのではないでしょうか?
- ホットガンかバーナーで曲がった箇所を温める
- 色が変わるまで温める
- プラスチックハンマーで叩いて戻す
- インナーチューブと万力などで元の角度に戻す方法もある
温める温度ですが100度ほどでは元に戻すことが難しいので、より温度を上げていき、色が変わるというのを1つの目安にしてください。
ハンマーで叩くときには温度が下がって冷えてしまうとレバーが折れてしまうようになりますので、急ぎながら作業を行わないといけません。
クラッチが重い!クラッチレバー交換で効果は出る?
クラッチが重いというときにもクラッチレバーの交換を考えることもあるかと思います。
まずはクラッチワイヤーへの注油をするほうが良いのですが、それでもダメなときにクラッチレバーの交換を検討すると良いでしょう。
クラッチレバーでも軽いものもあるので、交換するものによってはクラッチの重いというのがかなり改善されることもあります。
クラッチレバーが遠い!交換?調整?
クラッチレバーが遠いというときにはまず調整をしていくと良いでしょう。
- レバーの根元にあるナットを緩めて内部のアジャスターで調整する
- 車種によってはこのアジャスターがエンジン側にあるものもある
この調整によってクラッチのつながる位置を調整することができるので、クラッチレバーの遠いというのを多少変更することができます。
ただこの調整によってクラッチの引くための余裕がなくなって、クラッチを切ったつもりでも半クラッチにしかならないということもあります。
そのためにエンジンにダメージを与えてしまうこともあるので、場合によってはクラッチ交換をホルダーごと行うことが必要となってくることもあります。
クラッチレバー交換の費用
クラッチレバーといえばあまりバイクに詳しくないと高価は難しいのではないかというように考えてしまいがちですが、交換はすぐにできるので工賃はそこまで高くなりません。
ちなみに工賃というのはだいたいかかる作業時間と比例してくるものです。
そのためクラッチレバー交換の工賃はおよそ1000~2000円というところが相場だといえます。
あと変わってくるのはクラッチレバー自体のパーツ代です。
車種によって変わってきますが、純正だとおよそ1000~2000円前後といったところだと思います。
つまりクラッチレバー交換の費用合計としては4000円前後まででたいていは済むということがいえます。
クラッチレバー交換の方法
クラッチレバーというのは意外と簡単に交換することができるので、自分でやってみても良いと思います。
このページでレバー交換の方法を紹介していますが、ブレーキレバーと基本的に交換方法は同じです。
グリスによっては一部の車種で使わないほうが良いものもありますが、上のページに該当していないかチェックしてから使ってみて欲しいと思います。
クラッチレバーのゴムカバーがなくなってしまった
この他、まれにクラッチレバーのゴムカバーがなくなってしまうということもあります。
特にゴムカバーがなくなっても致命的な障害にはなりにくいですが、気になる人は
- メーカーから純正カバーを取り寄せる
- ショップでゴムカバーの互換性を確認して取り付ける
というようにして新しく取り付けると良いと思います。
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