多くは放置期間が長くてバッテリー上がりが起きるということになりますが、やっかいないときとして出先でいきなりバッテリー上がりが起きてしまうというようなこともあります。
このようなバッテリー上がりについて根本的にはバッテリー交換しか対処法がないというようなことも多いのですが、まず簡単に対処できる方法もあるので今回はまとめて紹介したいと思います。
出先のバッテリー上がりと車からの充電
出先でバッテリー上がりが起きれば充電もできないということも多いので、車から充電させてもらうというようなことも考えることもあります。
結論からいいますと条件を満たせば車からバイクは充電できるというようになります。
- バイクのバッテリーがセルは6つの12Vであれば充電できる
- プラスは端子につなぎ、マイナスはエンジンにつなぐ
- つなぐ順番はバイクのプラス端子、車のプラス端子、車のマイナス端子、バイクの車体という順番が正しい
- 車のエンジンを5分ほどかけたまま待ち、その後にバイクのエンジンがかかるかチェックする
というようにして充電します。
このときに絶対に注意して欲しいのはつなぎ方です。
マイナスとプラスとを逆にしたりすれば故障やトラブルの元になるので間違いないかは確認してください。
バッテリー上がりで車からバッテリーを充電するのはダメ?危険?
ときどき車からバッテリーを充電するのは良くないという意見を聞く人も多いかもしれません。
良し悪しを言いますと、結論からいいますと良いとはいえません。
影響として出てくるのは
- バイクのバッテリーが傷む
- 車のバッテリーも傷むこともある
といったことで車のほうにも被害が出てくることもあります。
ただ緊急時などに数回程度行う程度であればそう影響もないということで、何度も車から充電するのはやめたほうが良いというようにいえると思います。
バッテリー上がりでより安全に充電する方法
車からの充電では絶対ということもないので、より安全にバッテリー上がりで充電するときにはバイク用の充電器を購入したほうがまず良いです。
バッテリー上がりはときどき起きるので1つ購入して持っておいても損はないと思います。
- ホームセンター
- バイク用品店
- バイクショップ
などで入手できますが、4000円前後から購入できます。
バッテリーの開放型と密閉型とで充電器も分かれるので、充電器のタイプも適応するものを選ぶのだけ注意してください。
バッテリー上がりで押しがけで充電できる?
車からの充電もできるのですが、充電させてくれる車が見つからないとどうにもなりません。
出先でどうしても充電させてくれる車が見つからないときもあるので、そのときには押しがけでとりあえずかけて走りながら充電するといった方法のほうが良いかもしれません。
押しがけの方法はこのページで解説していますが、近くに坂があればバイクを手動で押す力が必要なくなるのでより楽に押しがけできます。
また押しがけ中に転倒しやすいケースもありますが、その注意点についても目を通しておいて欲しいと思います。
バッテリー上がりで充電しても無駄なケースとは?
ただしバッテリー上がりで充電しても復活しないこともあります。
また仮に充電して一時的にエンジンがかかっても、すぐに始動しなくなるようなことも多いです。
- バッテリーの寿命を超えているとき
- 完全にバッテリーが放電してしまっているとき
この2つのケースでは充電しても無意味といったことも多いといえます。
この場合にはバッテリーは充電でなく、新品に交換という対処法しかないということになります。
バッテリーの寿命に関してですが、
- 走行距離5万キロ
- 使用期間2年
というのは1つの目安となってきます。
放電に関しては2週間程度の放置で始動性が悪くなり、2ヶ月程度も放置すれば完全に放電してしまうというバッテリーも多いです。
もちろんバッテリーも価格と品質とが比例するのでもう少し持つものもありますが、特に安物のバッテリーほど持つ放置期間より短いことも多いです。
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