バイクはエンジンのかかりが悪くなれば押しがけすることも必要となってきます。
しかし押しがけがうまくできないという人もいるかもしれませんし、押しがけで転倒するなど注意点もあります。
今回は押しがけのコツややり方とここは注意して欲しいポイントについても解説をしたいと思います。
バイクの押しがけのコツや方法
まずバイクの押しがけの方法について紹介します。
- ギアを2速、3速などに入れる(3速のほうが楽)
- クラッチを握ったまま坂を下る
- 少し勢いがつくとクラッチをつなぐ
- ここでクランクが回ることになるのでエンジンを始動させる
そう複雑でもありませんが、コツの1つはギアを3速などにすることです。
押しがけはクランクを強制的に回すことでエンジンを始動させるのですが、1速などだと回るのによりパワーが必要となりますのでおすすめできません。
特に車両重量の重いバイクほどギアは3速など高いもののほうが楽にエンジンをかけることができるようになるでしょう。
家の前が坂などであれば押しがけはしやすいですが、坂がないときの押しがけは文字通りにバイクを押してエンジンを始動させないといけません。
当然ですがバイクを押すときの速度が速いほど押しがけは成功率が高くなりますが、押すのを速くしようとしすぎれば転倒につながることもあるので周囲の環境にも注意して押しがけを開始するようにしてください。
「バイクの押しがけの原理と仕組み!押しがけをわかりやすく解説」
バイクの押しがけで注意して欲しいこととは?
それほど難しくもない押しがけですが、いくつか注意して欲しいこともあります。
- 路面に砂があるところではタイヤが空転して押しがけできないこともあるのでなるべく避ける
- エンジンが始動すればすぐにクラッチは切ること(回転数が上がると危険)
- ブレーキランプのつくバイクであればブレーキも握らず電圧消費をしないようにしてよりエンジンがかかりやすくすること
- クラッチをつなげるときにできるだけ早くバイクに乗ること
クラッチを切るタイミングが遅いとバイクの暴走につながりますので、クラッチを切るタイミングなどは特に注意してください。
無理な人も多いかもしれませんが、押しがけは本当は2人でやるほうが良いです。
バイクにできるだけ早く飛び乗るようなことも必要なので、ときどきバイクを転倒させてしまう人もいるからです。
押しがけではバイクの転倒もときどきしてしまう人もいるので、ここも注意して欲しいと思います。
押しがけでクラッチから手を離すのは危険?
2速、3速に入れて走った後にクラッチは握ったままというのはエンジンの突然の吹き上がりなどによる暴走で対処するためです。
クラッチから手を離して押しがけしていく人もいますが、実際にそう暴走することもありませんが、やはり念のためにクラッチは握ったままにして突然暴走したときにも対応できるようにしておいてください。
押しがけは2速?3速?
上の手順ではバイクのギアは2速や3速が楽というように紹介していますが、押しがけについては細かくいいますと車種によってどちらのギアがやりやすいのかは微妙に変わってきます。
そのため車種において楽なほうのギアで押しがけをしていくようにしましょう。
だいたいの車種では3速を一応おすすめしますが、3速でも重いというときにはあえてニュートラルからスタートする方法もあります。
- ニュートラルに入れて押しがけをスタートさせる
- 加速してバイクにまたがるときにギアを入れる
というような方法をとっていくことになります。
押しがけしてもすぐにエンジンが切れる!どうすれば良いのか?
押しがけで何とかエンジンをかけても、数秒ですぐにまたエンジンが切れるというようなこともあります。
このようにすぐにエンジンが切れるのを防ぐ方法としては
- 押しがけでエンジンがかかる
- すぐにクラッチを通常は切るが、ほんの少しだけ切るのを遅らせる
というようにします。
このようにしてもまだエンジンがすぐに切れるというときには燃調不良ということが多いです。
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