冬はバイクに乗る機会が少なくなるなどバッテリー関係のトラブルが多くなります。
バッテリーについての保管方法とともにエンジンの始動を良くする方法などについても今回は紹介していきたいと思います。
バッテリーの冬のバイクの始動性
冬に気温が下がればエンジンの始動性が悪くなるというのはある程度は仕方のないところもあります。
しかし気温が0度付近やそれ以下になる北海道でも始動性が極端に悪くなるというほどでもありません。
リチウムバッテリーはメンテフリー?冬の始動性は?
リチウムバッテリーはメンテナンスが楽という触れ込みもありますが、実際はそうでもありません。
冬の間もそこそこメンテナンスといいますか管理をしなければいけないところもあります。
- 満充電のまま放置すると劣化が早くなる
- そのため2週間に1度はストアモードで充電と放電を繰り返して60~80%程度を維持する
リチウムバッテリーで冬の始動性が悪いというときには12セルなど費用や価格も高めではあるものの品質がしっかりとしたタイプを使うと良いと思います。
バッテリーと冬の始動性とエンジンオイル
冬の始動性が悪いとどうしてもバッテリーを疑うことが多くなりますが、実はエンジンオイルの粘度に原因があるということも多いです。
詳しくはこのページに紹介していますが、10W-30といった粘度表記のうちWの前の数値の小さいもののほうが冬の始動性は良くなります。
冬の間はバッテリー端子を抜くべき?
冬の間にバッテリー端子を抜くほうがトラブル防止になるという話を聞いたことのある人も多いかもしれません。
それで間違いないですが、冬に乗らない人だけで良いです。
冬も2週間に1度以上乗るときには特にバッテリー端子をいじる必要もありません。
バッテリー端子を抜く方法や長期冬眠、放置での管理方法は下のページに解説しています。
バッテリートラブルの他、ガソリン劣化など他にも注意して欲しいこともあるので軽く目を通しておいて欲しいと思います。
ちなみに定期的に乗らないもののアイドリングだけさせる、短距離運転をするという人もいますがバッテリーの放電のほうが多くなり、かえってバッテリーの状態が悪くなります。
2週間に1度、30分以上走ることでバッテリートラブルを防止することになります。
冬のバッテリー放電と再充電
バッテリーが放電しきればその後充電をしても復活しないということも多いです。
また完全に放電していなくても相当程度放電した状態でも充電の効果もなく復活しないということも多いです。
ある程度放電してしまった状態で充電すれば少しの間だけ復活したように感じることもあります。
しかしこのときもバッテリー容量自体が低下してしまっていてすぐにダメになるというようなパターンもあります。
充電をして1回だけ動き、すぐにエンジンが始動しないときにはまずバッテリーの寿命の症状ですので、充電でなくバッテリーの交換でしか対処できないとなります。
冬の放置期間とバッテリーの選び方
冬にバイクに乗る機会が少なかったりする人の場合にはどのバッテリーが良いのでしょうか?
バッテリーはリチウムバッテリー、鉛蓄電池とがあります。
両者の比較は困難なところもありますが、なるべくかみ砕いて特徴を列挙しますと
- リチウムバッテリーは半分程度まで放電しても充電すればまだ使うこともできる
- 鉛蓄電池は放電に弱く、ある程度放電すればもう使えないことも多い
- ただし容量は鉛蓄電池のほうが大きいものが多い
ということで冬の放置期間がある人であればリチウムバッテリーのほうが長持ちするといっても良いでしょう。
上のように容量的に見劣りするのですが、このデメリットを解消するには価格も高めなバッテリーにすると良いです。
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