バイクといえば車の横をすり抜けするかどうかというのはよく話題になるところです。
主に信号待ち、高速道路の渋滞時などに問題となりやすいのですが、今回は珍しいといっても良いあえてすり抜けしないバイクについて紹介したいと思います。
バイクのすり抜けはそもそも違法?
バイクのすり抜けでまず問題となるのが違法かどうかです。
ときどきすり抜けしていて警察に捕まったというライダーの話を聞いたことのある人もいるかもしれませんが、
- 信号待ちではすり抜け自体は違法とする条文はないが、すり抜けすることで他の関連条文に反してしまって違法となることがほとんど
- 高速道路では特に路肩走行をしていて捕まることが多い
というのが実際のところです。
詳しくはそれぞれ下のページで解説をしていますが、特に信号待ちでは車との安全な距離を確保できないなどすべての条文をクリアしてすり抜けするのはほぼ無理なはずです。
そのため警察次第で何かの条文違反ということで捕まえることもできるというわけです。
「え?バイクのすり抜けは違法でない?捕まる本当の理由とは?」
すり抜けしないバイクは車から邪魔?
かくゆう私もすり抜けしないライダーです。
若いころに猛スピードで信号待ちなどですり抜けしていて何度か痛い目にあったのですが、それ以降すり抜けをしなくなりました。
今では完全に停車している車もすり抜けをしないので、自分でもまどろっこしいと感じてしまうこともあります。
すり抜けで何台もの車を抜いていくと、停車していても急に道沿いのショップに入るのを決めたというような車もあって巻き込みされるなどということも珍しくないです。
ただ私は車も運転をするのですが、信号待ちしていて前にバイクがいると正直邪魔と感じてしまうこともあります。
車と違って中途半端に道を占領するのがバイクで不思議と車よりも邪魔に感じることもあります。
しかし煽ったりはしないのですが、このあたりは難しいところです。
ただ車からすればずっと直線の国道を走っていて
- 走行時にバイクを追い越しする
- 信号になるとすり抜けしてまた先頭に出る
- 走り出すとまたそのバイクを追い抜かないといけない
という繰り返しも嫌なものなので、道の状況や自分の走っている速度、車の流れなどでどっちが良いのか考えていくべきではないかと思っています。
すり抜けするべきケースとは?
ただ絶対にすり抜けするべきでないというわけでもありません。
ときに危険な車なども公道でいるわけで、そのような車の前や後ろを走るのも危ないこともあります。
- 飲酒運転などのようにちどり走行をする車
- トラックなど業務用の大型車両で、後ろにいると視認されにくいとき
- 非常に煽りをしかけてくるような車が後ろにいるとき
このような場合は臨機応変に一台車を挟むようにするまですり抜けしておくなどはライダーの自衛手段としては必要ではないかと思います。
さすがに法律を守って命を失えば意味もないかと思います。
先頭にまですり抜けするのはライダーの自衛手段?
ときどき先頭にバイクが出るのは自衛手段という人もいますが、これは先頭に出て車に存在をアピールするためといわれています。
注意してもらうことで接触を避けるという意味もあるようですが、先頭に出ても追い抜き時に接触もありますし、認知症や高齢ドライバーも多くなっている中で先頭に出てもそこまで効果はないのではないかと思っています。
すり抜けしないバイクは怒られる?ライダーはどう対応するべき?
私は経験はないのですが、すり抜けしないでいると後ろの車から前に行けというように怒鳴るようなドライバーもいるようです。
変な人もいるので、あまり相手をせずに前に出るなどしたり、先に行かせるなどで冷静にトラブルを回避していきましょう。
私の場合は怒られた経験はないのですが、
- 後方をミラーで確認し、危険運転などをしそうな車が来れば一旦道の端にバイクを止めて先に行かせる
- 高速道路などではときどき車線を変えて決まった車の前をあえて走らない
などちょっとだけ工夫して走っています。
信号待ちでバイクはどこに停車するべき?注意するべきこととは?
私もすり抜けしないわけですが、信号待ちではどこに停車するべきでしょうか?
- 前の車の後ろに停車していると追突されることもある
- 道の端に停車していると後ろの車に横づけされてしまうこともある
ということで絶対にベストな停車位置というのはないように思います。
理想としてはバイクも車両なわけで、道の真ん中あたりに停車で良いと思います。
ただ追突もあるので、私の場合は停車後すぐに後方の車の運転方法を確認しています。
速度を落とす加減が少ない車はやや危険と判断して、走行後に車線を変えたりすることもあります。
友人に停車後に後方ミラーで速度を落とさないで接近してくる車があり、急いでよけたの追突を回避できたという人もいるのですが、信号もただ待っていれば良いというわけでもないです。
車と違って体を守るところが少ないバイクですので、信号待ちでも自衛手段は可能な限り取ったほうが良いでしょう。
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