バイクでエンジンがかからないというのはときどき起こる現象ですが、そのときに異音がすることもあります。
ある程度異音の種類でもどこが悪いのか原因の推測でも使えるのですが、今回はエンジンがかからないときの異音の種類やその原因について解説をします。
バッテリーからバチバチという音とエンジンがかからない
エンジンをかけようとすればバッテリー付近からバチバチと音がしてくることがあります。
何となく音が鳴る箇所から原因は推測できる人も多いのですが、これはバッテリー上がりの特徴的な音です。
バッテリーの充電をすれば症状は出なくなることが多いです。
ジジジという音でエンジンがかからない
この他、ジジジという音でエンジンがかからないこともありますが、これもバッテリーの劣化時の音であることが多いです。
基本的にバッテリー交換で音も出なくなり、エンジンはかかるようになりますが、まれに他の原因に該当するケースもあります。
ジジジという異音については下のページでケースごとに解説していますので、参考にして欲しいと思います。
「ジジジという音がしてエンジンがかからない!その原因とは?」
キュルキュルブーという音でエンジンがかからない
キュルキュルというのはバッテリー上がりでよく出る音です。
最後のブーという異音はバッテリー上がりによってスターターリレーが作動できないときに出る音であることが多いです。
これもバッテリーの充電や交換で症状や音が出なくなることが多いです。
カチカチという音がしてエンジンがかからない
カチカチという音がしてエンジンがかからないということですが、まずこのカチカチという音の正体はスターターリレーの音であることが多いです。
つまりスターターリレーには問題がなく、しっかりと作動している音でもあります。
このカチカチという音で故障や不具合が起きている原因というのは
- バッテリー本体の故障、不具合
- バッテリーの充電機能の故障
- ヒューズ、車体アースからバッテリーまでの配線、セルモーター本体の不具合
バッテリーの交換をして状態が良くならないときにはヒューズ以下の原因に該当する可能性も出てきます。
バッテリー以外に原因があればショップに修理に出すほうが良いでしょう。
また最近バッテリー交換をしたというときには、その取付けが不良だったり、またバッテリーの品質に問題があってエンジンがかからないという原因になっていることもあります。
セルを回すとビリビリという音でエンジンがかからない
セルを回すとビリビリという音とともにエンジンがかからないという原因ですが、いくつか考えられます。
- バッテリー上がり
- チョークを引いたことでプラグが濡れた
- シリンダーに燃料が来なくなっている
プラグが濡れるとしばらく時間を置き、乾くとまたかかるようになります。
またシリンダーに燃料が来ないときにはキャブレターを点検し、キャブのフロートチャンバーのドレンボルトを緩めて燃料が来るか点検します。
パンという破裂音とエンジンがかからない
パンやバンというような音がしてエンジンがかからないというときにはバックファイヤーが起きている可能性があります。
簡単にいえばバックファイヤーとはキャブレター内へのガスの逆流などによってパンというような音が鳴るわけですが、
- エンジンをかけるときにキックのやりすぎでガスが濃くなった
- セルを回しすぎた
今回のケースではこのようなことが原因となることがあります。
修理するべき原因というのはいくつかあるのですが、
- プラグのかぶりの点検
- キャブレターのセッティングをやり直す
- バルブタイミングを調整
などやや専門的になるので自信がなければショップに持ち込むようにしてください。
ひどくなると火災の原因ともなりえるので早めに修理をしてしまいましょう。
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