セルが回らない！エンジンがかからない！その原因とは？

バイクでエンジンがかからないようになったときにいくつかの症状が出てくることがありますが、今回はその中でもセルが回らないというケースについて解説をします。

スターターボタンの接触不良でセルが回らない

まず単純な理由ですが最もありそうな原因としてはスターターボタンの接触不良です。

スイッチの交換をしてしまえばすぐに直りますが、スターターボタンは直せることも多いです。

スターターボタンの接触不良や錆、ゴミなどが原因となることが多く、これらを除去すれば良いです。

かなり細かい作業になりますが、見た目には正常に見えても実は錆で接触不良が起きているということもあります。

上の清掃作業は両面行うことが必要となります。

バッテリーが突然故障してしまってセルが回らない、反応しないようになることもあります。

まだ交換したばかりでも品質の良くないバッテリーでは内部の溶断などは起きることもあり、そのときには本当に突然セルが回らないということもあります。

車からケーブルをつないで始動させるというようなときにはセルモーターに過電圧がかかることもあります。

またこのように自分で過電圧に持って行かなくてもセルモーターも突然故障するということもあります。

このときにはセルモーターが故障してしまいセルが回らないというようになることがあります。

ここまで点検してセルが回らない原因がよくわからないというときには他の原因もあります。

関係しそうな原因としては

などというものがあります。

ただ原因もさまざまですので、ランプ類の点灯などの症状によって原因をなるべく切り分けしていきましょう。

原因の中には接触不良というものも少なくありませんが、配線を軽く動かすだけでも症状が出なくなることもあります。

ただ力を入れすぎればより配線不良になることもあるので、力具合は注意して接触不良の解消をするようにしてください。

キックでもエンジンがかかるか確認します。

キックでエンジンがもしかかるようであればセルモーターにエンジンがかからない原因がある可能性は高いです。

この場合やや費用はかかりますがセルモーターの交換をすれば症状は出なくなるでしょう。

セルを回してみてヘッドライト、オイルランプなどが点灯するときにはバッテリー劣化や故障、ヒューズ切れなどの不良が原因という可能性は高いです。

逆にこれらも点灯しないときにはその他の原因が該当するという可能性が高いと判断します。

マグネットスイッチが不良かどうかも確認方法がありますが、感電にはくれぐれも注意してください。

ホームセンターでもテスターは安く売られていますので1つ買っておくと感電のリスクもなく故障かどうかの原因特定もできます。

セルが回らないときの原因はいくつかあるので特定が難しいですが、クラッチを握ってニュートラルが点灯するときにはセンサーの不良である可能性はかなり高いです。

この場合はセンサーの交換をすれば症状は解消されるはずです。

サイドスタンドを上げた状態でエンジンを回してかかるかどうかも原因特定の1つの方法です。

もしかかるようであればサイドスタンドのセンサーが不良状態であるという原因の可能性も高いです。

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