バイクのメーターというのは通常密閉されているのでそう結露するようなこともありません。

ただ古いバイクになってくると結露することも出てくるのですが、新車でも結露が起きることもまれにあります。

メーターが結露したときにどのようなすれば良いのかについて解説をしたいと思います。

 

新車バイクでもメーター結露が起きる?

 

メーターも個体差があるので新車でもいきなり結露するということもあります。

この場合は保証期間内だと思うのでメーター交換を販売店に伝えましょう。

通常すぐに結露したメーターから交換してくれるはずです。

 

メーター結露と湿気の侵入路

 

またメーター結露では湿気の侵入箇所は2つ考えられます。

 

  • メーター劣化などによる外からの湿気の侵入
  • バイク内部の水分による結露

 

1つめは今から対処法について紹介していきますが、2つめは正常な結露なので対処する必要もありませんし、下手にメーターをいじらないほうが良いです。

2つめはバイク内部の水分がメーター付近に到達し、外気との温度差によってメーターの結露が出るということです。

車でもガラスが曇る現象が出てきますが、これと同じで正常なので走行するなどで自然に結露が解消するのを待つようにしてください。

 

メーター結露が起きればどうすれば良いのか?

 

メーターも空気穴があるタイプとそうではないタイプとがあります。

空気穴があればそこから湿気を抜くことで結露の現象もなくなりますが、メーター付近の小穴の確認をまずしてみてください。

空気穴のあるタイプであれば

 

  • 風通しの良い場所にバイクを置き湿気をそこから抜く
  • シリカゲルを空気穴付近に設置して湿気を除去する

 

というようにすれば応急処置になります。

まれに空気穴が土などで埋まってしまっていることもありますので、小穴がふさがっているときには泥なども取るようにしておいてください。

 

急速にメーター空気穴から結露をとる方法

 

もしすぐに結露の湿気をメーター内から抜きたいというときには

 

  • ドライヤーで空気穴からメーター内を乾かす
  • 真空ポンプで空気穴から湿気を抜く

 

というような方法もあります。

真空ポンプで湿気を抜くときにはあまり抜きすぎればメーターのガラスが割れるなどの故障につながることもあるので、やりすぎには注意してください。

 

空気穴のないメーターの結露はどうすれば良いのか?

 

ただ空気穴のないタイプのメーター結露はこのような方法は採れません。

このタイプのメーター結露の原因というのは

 

  • シールの劣化
  • シールの不良

 

などで起きます。

要するに密閉率に欠損が出て結露が出てしまうようになるわけですが、根本的に解決するにはメーター交換が必要となります。

ただ逆にいえば密閉率が下がっているわけで、やはりメーター付近にシリカゲルを置く、晴れた日に走るなどで結露はそのシールの欠けた場所から湿気が出ていくことで自然に解消されることも多いです。

結露の状態がひどく、応急処置をしても解消されない場合や、我慢できないほど結露の頻度が高くなればはじめてメーター交換をするというような考え方もあるかと思います。

 

メーター結露と駐車場所での曇りやすさ

 

メーター結露が出てくるときに駐車場によってもその程度がかなり違ってきます。

よくあるのは

 

  • 土の上にバイクを止める
  • 雨がやんでもバイクシートをかけっぱなしにする

 

などはバイク付近に湿気が出やすく、またたまりやすいです。

そのためメーターに結露が出る原因となっていることもあります。

このような状態が続くとメーター結露だけでなくバイクの他のパーツの錆などにもつながるのであまり良くありません。

 

  • できれば土の上にバイクは止める
  • シートは雨がやむとすぐに外す
  • 面倒であれば通気性の良いシートを導入する

 

などしてバイク付近に湿気がたまりにくい管理方法を採りましょう。

 

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メーター裏側の曇り止めと拭くことでの注意点

 

メーターを分解してしまうという人もいるかもしれませんが、メーターガラスの内側を拭かないほうが良いです。

出荷時にメーター内側には曇り止めがなされていてタオルなどで拭くことでこの曇り止めが取れてしまうことがよくあるからです。

そのためメーター内側のガラスはあまり指で触らないほうが良いです。

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