雨の日にバイクで走ればシートなど外観が濡れるのは仕方がないとして内部パーツが濡れてしまうのも気になるかと思います。
そのパーツのうちの1つにバッテリーがあるのですが、今回はバッテリーが雨にどこまで濡れても良いのかについて解説をします。
バイクのバッテリーは雨に濡れても大丈夫?
バイクのバッテリーが雨に濡れてしまうと焦ってしまう人もいますが、ほぼ雨に濡れても問題は起きません。
バッテリーというのはバイク用と車用とは基本的に仕組みに大差ありませんが、たとえばトラック用は車外設置になっていることでも雨に濡れるのは問題ないことがわかります。
バッテリーの雨への濡れ方での限界とは?
とはいえどのような濡れ方でも問題ないというわけでもありません。
あまりに濡れ方がひどいとトラブルの原因となることもあります。
- バッテリーの配線が雨で濡れる
- プラスとマイナスの電極が水没してしまう
ここまでの雨でバイクを走らせることのほうが少ないのですが、特にトラブルになりやすいのは配線です。
配線はちょっとしたホコリでも不具合が出ることもありますが、雨で接触不良を起こすこともあります。
ただ上でもいいましたがバッテリーというのは水洗いもしますので、そう雨で濡れることについて心配するほどでもないといって良いでしょう。
バッテリーの雨への濡れとバッテリー液
バッテリーは雨に濡れてもそう問題となりませんが、雨の後にバッテリー液が増えていれば要注意です。
希硫酸が漏れてバッテリーあたりの箇所が腐食しているようなこともあります。
このようなケースはバッテリー内に雨が入ったといえますが、そうでなければまずバッテリーには支障は起きていないと見て良いです。
バイクの雨と電装系
バッテリーとともに電装系のパーツも雨に濡れるのは良くない箇所です。
- イグナイター
- プラグコード
- ディストリビューター
特に雨に濡れたくないのはこのようなパーツなどです。
ただこの電装系というのは少々の雨では濡れないように設計されています。
たとえば格納場所をヘッドライトの裏やシート下の側面など簡単に水が入らないようなところに設置しているというようなことが多いです。
そのためやはり通常の雨で走った程度ですぐに不具合になるということもありまん。
また上のような電装系でも特に雨に濡れたくないパーツで仮に水に濡れてもすぐにエアスプレーで水を飛ばせばまず問題となりません。
雨に絶対に濡れたくない箇所とは?
バイクの保管で雨ざらしというときには問題が出てくるのですが、走ったときに雨の日でバイクが濡れたという程度ではまず問題となってこないことのほうが多いです。
走行中に雨で問題が出てくるとすればエンジン内部に雨が入り込むような状態になることですが、通常雨の日にバイクを走らせた程度でこのようになるのは非常にまれです。
むしろ雨の日の転倒によるバイクの損傷のほうが確率は高いと思います。
バイクの洗車とパーツの濡れ
バッテリーなども含めて濡れるということでは雨よりもむしろ洗車のほうが不具合が出やすいかもしれません。
このページでも言ってきましたがもともとバイクというのは雨の日に走ることを元に設計されていて、特に上と前からの水や雨に強い設計になっています。
しかし洗車では足回りも洗いますし、またまれに後ろから洗浄機などで水をかけるような行為をしてしまう人もいます。
洗車で水をかける方向としてはバイクの特性と合わせて
- 前から
- 上から
かけるようにするべきです。
足回りの洗浄などでも上から水をかけるようにして下からかけないようにするということが不具合につながらないポイントの1つといえます。
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