バイクの駐車場というのは基本的に屋根があるほうが良いのですが、中には雨ざらしで保管しているということもあるかと思います。
雨ざらしでも問題がないのかというのも気になりますが、雨とともに意外とダメージが大きいのが紫外線の影響です。
今回は駐車場に屋根がなく雨ざらしになっているバイクについて解説をしたいと思います。
雨ざらしはバイクにダメージがある?
結論からいいますとまず雨はかからないように保管するほうがバイクには良いです。
雨ざらしでは当然水がかかるというようになりますが、バイクのパーツによっては水がダメな箇所もあります。
ただ仮に雨ざらしのバイクでも定期的に走るのであればそう問題も出てきません。
走ることでエンジンをはじめ稼働する箇所に熱が発生するので水分を飛ばすことができるからです。
最も雨ざらしで良くないのはあまり乗る頻度の高くないケースといえます。
各種のパーツや消耗品が劣化してくるようになるのが特に早いというようにいえます。
雨ざらしで劣化しやすいバイクのパーツとは?
では雨による劣化はどのようなバイクのパーツで起きるでしょうか?
- スイッチ類の接触不良が起きるようになる
- ワイヤーの錆
- タイヤの劣化
- 塗装の劣化
このような箇所に劣化が起きてくるようになります。
そのためバイクの状態を考えればまず雨ざらしにしないほうが良いです。
雨ざらしのバイクと紫外線による劣化
雨ざらしということは同時に紫外線にもさらされていることを意味します。
紫外線も雨と同様にバイクには大敵で、
- 塗装
- タイヤ
- その他の各種のパーツ
の劣化を招くようになります。
紫外線によってゴム、プラスチック、鉄、塗装の順番に劣化速度が早いといわれています。
雨ざらしは1日でもダメ?
バイクは走行するもので、当然雨の日に走ることも想定されています。
そのため数時間や数日など雨ざらしになっても特に問題は起きないことが多いです。
今回このページで説明しているパーツの劣化というのは数ヶ月(錆については後述します)など長期間にわたる雨ざらしでの放置を想定していますので、数時間などであれば特に問題となりません。
雨ざらしのバイクはすぐに錆びる?
雨ざらしということで錆を心配する人も多いかもしれませんが、そこまですぐに錆びることもありません。
ただ
- オイルの切れたチェーン
- 塗装のはがれた箇所
というのは2日程度で錆びてくることもあります。
新車の陸送で雨が降ると心配する人もいますが、新車であれば3日や4日ですぐに錆びてくることもないといえます。
ちなみにバイクの防錆対策は下のページにタンク、マフラーなどパーツごとに解説しています。
洗車の防錆対策のための頻度なども解説していますので、錆対策をしたいときには目を通しておいて欲しいと思います。
雨ざらしからバイクを守るシートの使い方
最も良いのは屋根を駐車場につけて雨、紫外線がバイクに当たらないような環境にすることですが、そうもいかない事情のある人も多いのではないでしょうか?
その場合にはシートなどを使ってバイクを保管するようにすれば問題ありません。
- 駐車場にバイクを入れればシートをかける
- 雨が降りやむとシートを取って、風通しを良くしてバイクを乾かす
- 同時にシートも干して乾燥させる
というようにします。
雨がやんでもシートをかけたままにしておくとかえってシート内に湿気がたまり、バイクが錆びてしまいます。
ですのでこまめにシートのかけ外しをしなければいけません。
雨の日に帰宅すればシートをかける?かけない?
帰宅時に駐車場にバイクを入れようというときにまだ雨が降っているということもあるかと思います。
このときにはシートをかけるべきか悩むのですが、
- バイクの温度が下がるのを待ってシートをかける
- 雨が翌日などにやめばシートをすぐに外して風通しを良くする
- シートも乾燥させる
というようにします。
帰宅時に雨が降っていてバイクがすでに濡れていればシートの必要性もないようにも思いますが、やはり雨ざらしにするのは良くないというようにいえます。
エンジンを切った直後の高温のままシートをかければ蒸れるので錆が出やすくなります。
そのためエンジンなどが冷えてからシートをかけるようにしてください。
また雨に濡れた状態で帰宅したものの、すぐにやむときもあります。
このときには
- バイクについた雨の水滴を水道水で簡単に流す
- 乾いたタオルで拭く
- バイクが乾いた後にシートをかける
というようにします。
雨というのは酸性なので水で流すことで錆を防ぐようにします。
洗車がなかなかできないバイクの雨対策
ただアパートなどでスペース的な事情で簡単に頻度高く洗車ができないこともあります。
それでも雨に濡れてバイクが錆びたりするのは防ぎたいこともありますが、この場合には
- 雨に濡れた箇所を水を含ませたタオルで拭く
- その後に乾いたタオルで拭く
- 乾燥させてシートをかける
というようにすれば良いです。
やはり雨がバイクに付着したままにするのでなく流すようにすることで錆を防ぐようにしてください。
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