イグニッションコイルというのはプラグと同じようにバイクの点火に欠かせないパーツの1つです。

このイグニッションコイルは劣化してくるのですが、その劣化によってエンジンが始動しないようになります。

 

イグニッションコイルとは?

 

エンジンの点火といえばプラグがまずイメージされますが、そのプラグから供給される電圧というのはわずかなものにしかすぎません。

それを3万ボルトを超えるような電圧にするのがこのイグニッションコイルです。

つまりプラグだけでもイグニッションコイルだけでもエンジンは始動しないといということになります。

 

スパークプラグ劣化による症状!交換時期の目安も解説

 

イグニッションコイルの故障時の症状とは?

 

上のようにイグニッションコイルというのは点火系のパーツですので、故障や劣化が起きてくるとエンジンの始動性に影響が出てきます。

 

  • エンジンがかからない
  • 爆発することもあればしないこともある
  • 始動して30分ほど経過してエンストする

 

というように始動性が不安定になるという症状がまず出てくるといえます。

症状としてはエンジンが暖まった後に出てくることも多いので、始動性が良くてもイグニッションコイルの劣化は存在するということも多いです。

 

イグニッションコイル故障と再始動での症状

 

イグニッションコイルが原因で30分ほどしてエンストするというようになるとしばらく様子を見る人も多いです。

時間を空けたり、またプラグ交換をして再始動すれば特に問題なくエンジンがかかるというようになりがちです。

そのためにプラグが原因と考えてしまったり、イグニッションコイルは劣化していないというように考えることも多いです。

 

イグニッションコイルの交換時期は?

 

昔とは違って最近のコイルはある意味半永久的に使うことのできるものも多いのですが、まれに故障することもあります。

しかし一般的には10年以上も交換の必要もなく使えるものもあるのですが、故障が早くなるバイクにはいくつか特徴があります。

 

  • 坂道を多く走った
  • 渋滞によくつかまった
  • 気温の高い地域で走行していた
  • 高速走行をよくした
  • 急加速を多くした

 

というように走り方でよく故障が起こるのですが、その最大の原因は熱といえます。

あとは

 

  • 錆の付着
  • すすの付着

 

といったような汚れが劣化の原因といえます。

 

イグニッションコイル故障や劣化の点検方法

 

イグニッションコイルの劣化についてはまず目視することが必要です。

すすや錆の付着で不具合が出ていることも多いので、まずはそこの点検から行います。

 

  • イグニッションコイルのつながっているステーを外す
  • イグニッションコイルのジョイントを緩めてプラグコードを抜く
  • ステーからイグニッションコイルを外す
  • イグニッションコイルの端子に錆やすすなどが付着していないか点検する

 

というようにします。

このように目視確認しても問題なさそうであれば他の箇所を疑うようにしていきます。

コイルで異常のあるところは真っ黒になっていることが多いので見落とすことも少ないかと思います。

 

イグニッションコイル交換費用の目安はどの程度?

 

イグニッションコイルは気筒数によって費用が変わってきますが、1気筒8000円前後で済むことが多いと思います。

理想とすればすべてのイグニッションコイルを交換してしまうほうが良いのですが、費用がしんどいようであればダメなイグニッションコイルの交換だけにすれば費用は抑えられるはずです。

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