パルスジェネレーターというパーツがありますが、何のための部品かよくわからないという人は多いのではないでしょうか?
パルスジェネレーターの交換が必要となることもあるので、交換についてまで解説をします。
パルスジェネレーターとは?
まずパルスジェネレーターの役割について説明します。
- プラグに火花を飛ばすタイミングをCDIに伝えるパーツ
- その伝え方としてはパルス状の電気信号を一瞬流す
- そのため小さな発電機でもある
- 磁石とコイルで機械的接点を使用しないスイッチのようなもの
つまりこのパルスジェネレーターが不具合を起こせばエンジンがかからないというような現象が起きることを意味します。
パルスジェネレーターはどこにあるパーツ?
パルスジェネレーターというのは車種によっても多少違うのですが、その多くは
- クランクケースの左右どちらかのカバー内
- タイミングホールがある側のカバー内
に設置されています。
これらを見れば通常2~3センチ程度のプラスチックの箱状の物としてパルスジェネレーターが設置されています。
パルスジェネレーターの耐久性
上のようにパルスジェネレーターは接点がない状態で発電するので、基本的には耐久性は昔よりも格段に上がりました。
昔はポイントといって機械的接点を使ったパーツでしたが、パルスジェネレーターは接点がなくなったために耐久性が上がったということです。
パルスジェネレーターの交換とその効果
パルスジェネレーターの交換をすれば最近エンジンの調子が良くないというバイクも状態が良くなることもあります。
パルスジェネレーターの劣化や不具合を疑う症状としては
- エンジンがかからない
- アイドリング中にエンストすることがある
- 走行中にエンジンが不安定になる
- 高速走行中に失火することもある
というようなものがあります。
たまにエンジンブレーキが急にきつくなるというようなケースでもパルスジェネレーターの不具合が原因となっていることもあります。
このような状態でパルスジェネレーター交換を行うことで
- エンジンのレスポンスが良くなる
- 低速でのトルクが増える
- 小旋回後半の立ち上がりがスムーズになる
というようにエンジンの状態が良くなることもあります。
自信がなければバイクショップに持っていくと交換してくれますが、古い車種だと純正のパルスジェネレーターが手に入らないこともあります。
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