バッテリーの状態を維持するためにアイドリングするという人もいるかと思います。
アイドリングで充電が十分かどうかというのもよく話になりやすいのですが、今回はアイドリングによる充電について解説をします。
アイドリングで充電ができている?
結論からいいますとアイドリングだけだと充電をするには十分でないバイクが多いといえます。
- 十分な電圧に達していない
- アイドリングでは発電と充電とが同じくらいの量で、始動の分だけ発電のほうが多くなってしまう
アイドリングでの充電量というのは微々たるものですので、もともとその充電量というのは期待できません。
また上のような事情もあってアイドリングだけでバッテリーの充電をしていけるかといえばまずできないほうが多いといえます。
バイクのアイドリングでの充電の仕組み
アイドリングでも微々たるものですがまったく充電していないというわけでもありません。
- エンジンがかかることでジェネレーター(発電機)は回る
- これによって多少は充電される
ただこの発電機はエンジンの回転数に比例して充電量が決まってくるので、アイドリングでは十分ではないというようになります。
上でもいいましたがセルを回すだけ発電のほうが多くなるので、バッテリーは弱くなっていくというようになります。
アイドリング以外で充電を行う方法
バッテリーの充電を考えるのであれば
- 30分程度走るのが最も無難
- バッテリーのマイナス端子だけを抜いて保管する
- バッテリー充電器を買って補充電をする
というような3つの方法があります。
冬の長期保管ということで数ヶ月バイクに乗れないときにはバッテリーを外す2つめの方法がよくとられている方法となります。
冬眠明けでバッテリーが上がってしまったときには?
保管方法が悪かったり、ただアイドリングをしていただけで冬眠明けの時期を迎えればバッテリーが上がってしまっていたということはよくあります。
- 完全放電をしてしまっていれば充電しても回復しない
- そこまででなければ充電すれば元に戻ることもある
ということでどこまで放電してしまっていたのかが重要です。
バイクショップに相談してテスターで調べるのも良いのですが、充電器があれば充電してみて状態を確認しても良いと思います。
完全放電をしてしまっていればバッテリーの交換しか方法はありません。
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