バイクでも冬にエンジンがかかりにくいということなどがあります。

気温が低いので通常でのエンジンとまた状態が違うのですが、今回は冬とエンジンとの関係性について解説をします。

 

冬にエンジンがかかりにくい原因

 

冬にエンジンがかかりにくいというのはある意味でバイクも含めた仕方がないことといおう側面もあります。

冬にエンジンがかかりにくいというときにはいくつかの原因がありますが、

 

  • プラグが劣化している
  • バッテリーが劣化している
  • バイクの保管場所が特に冷えやすいところにある

 

というのがまず考えられる原因といえます。

バイクというのは混合気にプラグによって火をつけるというようにすることでエンジンをかけるという仕組みになっています。

冬は気温が低いことで混合気が霧状にならずにプラグによる点火が起きにくいというのが根本的なエンジンのかかりにくい理由といえます。

そのためもともとエンジンは冬にかかりにくいわけであって、プラグやバッテリーの劣化がなければ交換してもあまり効果がないということもあります。

それぞれ交換するべきかどうかは下のページを参考にして欲しいと思います。

 

スパークプラグ劣化による症状!交換時期の目安も解説

バッテリーの寿命やその4つの症状

 

バイクに毛布をかければエンジンはかかりやすくなる?

 

バイクショップによってはバイクに毛布をかけて車体の温度を下げないようにするというアドバイスをするところもあります。

しかし車体というのはエンジンをかけない限りは発熱しないので、やがて毛布をかけていても温度は下がり、やはりエンジンはかかりにくくなります。

毛布をかけるのはエンジンを切って2時間以内にまたバイクのエンジンをかける用事があるというような場合には効果はありますが、それ以上間隔が空くのであればあまり効果はないといって良いです。

 

バイクにお湯をかければエンジンはかかりやすくなる?

 

エンジンにお湯をかけてからエンジンをかければかかりやすくなるという話も聞いたことのある人もいるかもしれません。

ロシアなど寒冷地では実際によく採用されている方法なのですが、

 

  • エンジン
  • キャブレター

 

にお湯をかけるのがその方法となります。

ただしいくつか注意点があって

 

  • お湯の温度は40度ほどにすること
  • 電気配線などにお湯がかからないようにすること

 

というところはポイントとなります。

お湯を沸騰させるような温度にすればお湯がゴム製品に当たり劣化してしまうこともあるので、温度とかける場所には注意しなければいけないというようになります。

最近のバイクにはチェークがあるので、お湯までは必要ないと思いますが、チェークがなければこのようなお湯を使う方法もあるということになります。

 

冬のエンジンをかかりやすくする方法

 

バイクショップに持っていくとエンジンが多少かかりやすくなります。

たいてい最初はプラグ、バッテリー交換からだといえますが、それでもエンジンのかかりが改善されないときには

 

  • キャブレターを調整する
  • エンジンオイルの粘度調整をする

 

というような方法もあります。

キャブレター調整は慣れれば可能ですが、自信がなければバイクショップにやってもらうようにしてください。

 

バイクエンジンオイルの粘度!表示記号の見方を解説

 

冬にエンジンが急に止まる?その原因は?

 

またエンジンはかかってもその後にアイドリングが不安定になってエンジンが止まることもるというようなケースもあります。

 

  • 走行中に止まるときにはプラグ、バッテリーの上がりの可能性もある
  • エアフィルターの状態が悪い
  • キャブレターの汚れ
  • オルタネーターの不具合

 

アイドリング調整をするツマミのある車種も多い(スプロケット付近にある車種が多い)と思いますので、アイドリング調整をしても良いでしょう。

ただし冬のエンジンが不調になることは正常でもよく起こります。

 

  • アクセルを回してもかぶって前に進まない
  • エンジンを暖めると正常になる

 

ということが繰り返されることもありますが、これはバイクの不調ではありません。

やはりバイクが冷えてるときには混合気の関係で前に進まないという状態もあります。

正常ではあるので、特に修理などをするようなことではないといえます。

 

冬は暖機することが必要?

 

よく暖機するといわれますが、混合気の関係もあって暖機すればエンジンのかかり、またエンストを起こしにくくするというような効果もあります。

しかし車種によっては暖機しなくても良く、下のようにいえます。

 

  • インジェクション車は暖機しなくても良い
  • キャブレター車は暖機できるのであれば暖機しても良い

 

ガソリン濃度を自動的に調整してくれるインジェクション車では暖機しなくても良いです。

暖機するというのはエンジンをかけて30秒ほどしてから発進するということですが、エンジンをしばらくかけることで車体が暖まって不具合が起きにくくなるということです。

暖機すればエンジンオイルも柔らかくなってしっかりと循環するようになります。

そのためバイクへのダメージが減るという効果がありますので、エンジンオイルのことまで考えればインジェクション車でも暖機しても良いといえます。

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