バイクのクーラント液が減ってくるというのは特に漏れなどの異常がなくても起きることもあります。

クーラント液の補充はそう難しくもなく、ミスする頻度も多くありません。

クーラント液の補充もショップに出すと工賃はそこそこしてくるので、自分でやってみる方法について紹介したいと思います。

 

クーラント液は補充?交換?

 

クーラント液が減っているというときにまず考えないといけないのは補充で良いのか、交換しなければいけないのかということです。

クーラント液には寿命もあるので、2年ほど交換をしていないというときには交換してしまうほうが良いです。

それより以降に交換していれば今回は補充で良いです。

 

クーラント液の補充方法

 

クーラント液の補充はそう難しくもありません。

 

  • リザーブタンクを確認する
  • リザーブタンクのフタを開けてクーラント液の補充をする
  • アッパーラインを超えないようにして最低でもローとアッパーとの間になる程度までは補充をする

 

カウルを外さないといけない車種もありますが、通常リザーブタンクはカウルを外さなくても補充ができるようになっているはずです。

 

クーラント液の補充は水道水でも大丈夫?

 

クーラント液の補充では新しいクーラント液を用意しておく必要もあります。

ただ実をいえば水道水の補充でも問題ないことも多いです。

クーラント液の効果や役割というのは

 

  • 冷却
  • 防錆
  • 凍結防止

 

といったところですが、水道水でも冷却効果だけはあります。

毎回のように補修を水道水で行っていくとクーラントが薄まるのでエンジン内が錆びてくるようになったり、地域によっては真冬にクーラント液が凍結してオーバーヒートを起こすことも出てきます。

しかし1回や2回の補充を水道水で行うことですぐにこのようなトラブルにつながることもありません。

どうしてもクーラント液が入手できないようであれば今回は水道水で補充するということでも良いかと思います。

 

え?クーラント補充で水道水を使っても問題ない?

 

クーラント液の補充は車用のものでも大丈夫?

 

水道水とともにときどき質問されるのがクーラント液でも車用のものを補充しても良いのかという問題です。

結論からいいますとクーラント液であれば車用、バイク用、原付用と成分などは同じなので、代わりに使っても良いことがかなり多いです。

問題としては

 

  • 希釈タイプかどうか?
  • バイク用と同じように入れすぎに注意する

 

え?バイクに車用のクーラントは使える?

 

というようなところだけ確認して補充すれば良いです。

見た目が気になる人はすでに入れているクーラント液と同じ色のクーラント液にするようにしましょう。

色が違っても成分に変わりありませんが、見た目が悪くなるのでおすすめしません。

 

クーラント液の交換方法は?エア抜きも必要?

 

クーラント液の補充でなく今回交換まで必要というような条件に該当してしまっていることもあるかと思います。

クーラントの交換もそう難しいものでもありません。

 

クーラント交換時期の目安は?交換方法も解説

 

詳しくはこのページでクーラント液の交換方法について解説しています。

またエア抜きをしなければラジエターまでクーラントが入っていかないというケースもありますが、そう多くはないかと思います。

 

バイクのクーラント交換とリザーブタンクのエア抜き

 

クーラント液の補充とラジエターからの異音

 

クーラント液を補充した後にラジエター付近からカラカラといった異音がすることもあります。

これはクーラント液自体に問題があるということでなく、

 

  • エアを噛んでいる
  • クーラント液の入れすぎなど規定量と違う

 

というようなことが原因となっていることが多いです。

クーラント液でも希釈タイプもありますが、希釈ミスをしたことで異音が出ることはまずありません。

エア噛みはクーラント液補充後でも点検し修正はできるので慌てないで上で紹介しているエアのページを参考にエア抜きをしていくようにしてみてください。

 

リザーブタンクの底に金属粉の沈殿!どう清掃すれば良い?

 

クーラント液の補充をしていくとリザーブタンクの底に錆などの金属粉が沈殿していることに気づくこともあります。

 

  • リザーブタンクを外す
  • 清掃をする
  • 清掃後にホースをつなげてクーラント液を入れる

 

ということでエア噛みなどの問題は起きません。

ラジエターとリザーブタンクとの接続部には弁があり圧力によって自動的に開閉するようになっています。

そのためリザーブタンクを取ってもエアが入るということもありません。

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