車とバイクを併用していると車用のクーラント液をバイクにも使えるのではないかと考えることもあるかと思います。

もし使えれば管理するクーラント液も少なくなるので楽ではありますが、細かい成分などの観点で流用は問題ないのでしょうか?

 

車用のクーラント液もバイクで使える?

 

結論からいいますと車用もバイク用のクーラント液は同じものですので、車用のクーラント液をバイクに使っても問題ありません。

補充量や希釈するかどうかなどに誤りがなければ使っても問題は出ないとなります。

 

クーラント液に必要な2つの機能とは?

 

ちょっとしたクーラント液の補充であれば水道水でも問題のないことが多いです。

そうであればなぜクーラント液が販売されているのかということですが、その機能というのは主に2つです。

 

  • 凍結防止
  • 防錆効果

 

水道水は気温の低い地域になると凍結してしまうので冷却できなくなることでオーバーヒートを起こしてしまうことになります。

また冷却液の経路の金属を水だと腐食させてしまうこともあるのですが、それによって錆が出てきてしまいます。

クーラント液ではそのような経路の錆を防ぎパーツを守る機能があります。

逆にいえば車用のクーラント液でもこの2つの機能があればバイクに使えるわけです。

通常の車用のクーラント液でもこの2つの機能は車においても必要なもので、そのために流用できるということになります。

 

え?クーラント補充で水道水を使っても問題ない?

 

原付でも車用のクーラント液を使えるのか?

 

バイクでも原付であっても特に違いはありません。

つまり車用のクーラント液を原付でも使えるということです。

やはり希釈タイプかどうか、入れすぎないかどうかなど入れ方に注意して使っていくことがあとは重要となります。

 

車用のクーラント液で色が違うときには流用できない?

 

車用のクーラント液で赤など色がついているものも多いです。

たとえば今まで緑のクーラント液を使っていて、赤の車用のクーラント液を混ぜて使うというのも機能的に問題はないのですが、混ぜるとかなり汚い色になってしまいます。

クーラント液は2~5年など交換時期の目安というのがありますが、混ぜたことでクーラント液の汚れの判断がしにくくなることもあるので、基本的には車用でも同じ色のクーラント液のほうが後々何かと便利だと思います。

 

車用でもホームセンターの激安クーラント液は故障につながりやすい?

 

ホームセンターなどに行くと車用のクーラント液でもさらに安いものが売られています。

あまりに安いので成分や機能的に問題ないのかと質問をしてくる人もいますが、結論からいいますと問題のないものが多いといえます。

ウォーターポンプシールが劣化しやすいというようにいう人もいるようですが、関係性はないと思います。

 

交換不要の車用のクーラント液をバイクに使えるのか?

 

車用のクーラント液の機能改善は非常に素早いものがありますが、10年以上も交換不要のクーラント液も出てくるようになりました。

結論からいいますとこのような車用の長期交換不要のクーラント液もバイクに使えます。

ただ長期交換不要というメリットはなくなるといって良いです。

クーラント液の交換というのは

 

  • 全量交換
  • ラジエターからの一部交換

 

という種類に分かれます。

通常今回のように車用のクーラント液を補充したり交換するときには全量でなく一部交換となるので、以前のクーラント液が残ることになります。

 

クーラント交換時期の目安は?交換方法も解説

 

そのため長期交換不要というわけにいかず、2~5年とされるクーラント液交換時期を多少伸ばす程度のメリットとなるといえます。

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