立ちゴケをすでに経験してしまった人でもなぜ立ちゴケが起きてしまうのかということは気になることもあるかもしれません。
大型バイクなど重量のある車種だと立ちゴケしやすくなりますが、今回は立ちゴケする根本的な理由について紹介したいと思います。
立ちゴケしやすいバイクとは？
まずバイクの車種によっても立ちゴケしやすいものがあります。
- 重量のあるバイク
- 足つきが良くないバイク
足つきについては身長など体格にもよるのですが、アメリカンなどは車高の関係で比較的立ちゴケしにくいといっても良いです。
また冒頭でもいいましたが重量のあるバイクは立ちゴケする確率が高くなります。
駐停車での立ちゴケの理由
かなり多いのが停車するときの立ちゴケです。
速度が出ていないのでかえってバイクといった二輪では立ちゴケしやすいシーンといっても良いです。
停車時などに立ちゴケしないようにする方法としては
- 不安定なところでは駐停車しない
- 停車するまでバイクにまたがったまま降りない
といったような鉄則のようなものがあります。
バイクを押すときの立ちゴケの理由
またこれも多いのですが、手でバイクを押す取り回し中での立ちゴケです。
これもなるべく立ちゴケしないようにする方法があって
- バイクを押すときには腰で押すようにする
- 疲れているときにはバイクに乗らない、触らない
といったようなポイントがあります。
また意外と多いのが強風にあおられて立ちゴケするといったこともあります。
バイクを押すときといえば駐車場内でもよくあるかと思いますが、段差があったり、坂のようになっている駐車場でもちょっとしたことで立ちゴケしてしまうこともあります。
Ｕターンでバランスを崩して立ちゴケ
Ｕターンも初心者で立ちゴケしやすいケースといえます。
教習所を上がってすぐというタイミングでは半クラッチを使ってＵターンすることも多いかもしれませんが、この半クラッチを使うことでかえってバランスを崩しやすいということもあります。
初心者ほどＵターン時には半クラッチをあえて使わないで、リアブレーキとアクセル操作だけで曲がっていくべきだと思います。
不注意によるバイクの立ちゴケとその理由
また案外多いのが後で考えると自分でもありえないと感じるような不注意による立ちゴケです。
- 足がつくと思ってバイクを傾けると実は足がつかなかった
- 不意のエンストによる立ちゴケ
- スタンドを出そうとして出なかったときの立ちゴケ
- 取り回し中の地面のふくらみによる立ちゴケ
ある意味では不注意による立ちゴケが一番多いかもしれません。
バイクを押しているときには集中していて立ちゴケも起きないかもしれませんが、スタンドを出すようなちょっとした気が緩むときに立ちゴケするということもよくあるかと思います。
また押しているときにもやや前方の道路状況を見ておかないと意外に立ちゴケすることはあります。
ちょっとした道路の傾斜や盛り上がり、あるいは砂でも立ちゴケの可能性もあります。
バイクを押すときにも視野は広く、行く先の方向をしっかりと確認していくということが立ちゴケ防止には必要といえます。
立ちゴケする理由と立ちゴケの防止方法
立ちゴケというのは初心者の段階で特に多く経験し、また慣れたころにやってしまうということは多いです。
それとともに上級者になっても立ちゴケする可能性は絶対に消えないといえます。
ベテランライダーでも今でも不注意で立ちゴケさせているという人はまずいますし、ただ口に出していないだけということも多いはずです。
つまりバイクに乗る限りは立ちゴケは付きものですし、避けては通れないということです。
ただどうしてもバイクへのダメージを小さくしたいときにはエンジンガードなどをつけていってほしいと思います。
「バイクのエンジンガードに効果はあるの？スライダーとどっちがおすすめ？」
停車中の立ちゴケで大きなバイクへのダメージを予防できますし、修理費用も抑えることができるようになることも多いからです。
立ちゴケで破損しやすいパーツとは？
立ちゴケというのは基本的に停車しているか、ほぼ動いていない状態での転倒です。
そのため立ちゴケでバイクに大きなダメージが残る可能性はかなり低いはずです。
よくあるのは
- ウインカーの破損
- ペダルの破損
- レバーの歪みや曲がり
などといって良いです。
ごくまれにハンドルの曲がり、フロントフォークの変形や歪みが出ることもありますが、そう可能性としては高くありません。
カウルの傷は気にせずに無視するという考え方もありますので、立ちゴケでは結論からいいますと大きな修理費がかかる可能性は高いとはいえないわけです。
そのため不注意による立ちゴケや、立ちゴケしやすいケースをなるべく避ければそう気にしなくても良いということも多いはずです。
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