バイクではエンジンガードというパーツをオプションでつけることもできますが、主に転倒対策といえます。
特にはじめてバイクを買うような場合にはエンジンガードをつけるべきかどうかについては悩むところですが、今回はエンジンガードの費用やその効果について解説をしていきたいと思います。
バイクでのエンジンガードの効果とは?
まずエンジンガードにはどのような効果があるのか列挙していきます。
バイクを買ったばかり、あるいはこれから買おうというときにエンジンガードが本当に必要か判断していかないといけません。
- 転倒時のクランクケースカバーが割れるのを防ぐ
- 転倒時のクラッチケースの損傷も防ぐことができる
- 車種によってはこのカバーが割れて走れないようになるのでそれを防ぐ
- 転倒時にエンジンは無事になる確率が高くなり修理費を安く済ませることも多くなる
- 立ちゴケしたときのダメージも軽減できる
山道で走ることを考えれば転倒でこのクランクケースカバーなどが割れても携帯電話が圏外となっていれば救助を呼ぶこともできません。
しかしカバーによって守れれば麓まで自走できるのでまた対応も楽になってきます。
エンジンガードVSエンジンスライダー
エンジンガードとよく比較されるのがエンジンスライダーではないかと思います。
効果も似たようにイメージする人も多いのですが、実は両方のパーツはそもそもの目的も違っています。
- エンジンガード エンジン保護や傷予防
- エンジンスライダー レースで転倒したときにバイクをコース外に滑らせて運ぶもの
となります。
実際に街中でエンジンガードをつけていると思ってもエンジンスライダーであることも多いのですが、このように両者では明確な違いがあるということです。
転倒時のエンジン保護であればやはりエンジンガードのほうをおすすめしたいと思います。
エンジンガードを特につけるべきバイクの条件とは?
上のような観点からしてまずエンジンガードをつけるべきバイクというのは
- 峠、山などで走ることもあるバイク
- ツーリングに行くことも考えているバイク
- 転倒時の傷を最小限にしたいバイク
- まだ立ちゴケしてしまうようなバイク
などではエンジンガードはつけるほうが良いと考えます。
バイクにエンジンガードをつける人は多いのか?
結論からいいますとバイクでエンジンガードをつけている人はかなり少数だといえます。
街中でもエンジンガードをつけているバイクを見かけることも少ないですし、また見たとしてもエンジンスライダーであるほうが多いと思います。
ただ費用はかかりますが、バイクライダーとしての経験年数が少ない人や、立ちゴケする可能性の高い人だと効果は感じるかと思います。
バイクを大事に乗りたいときには少数派としてもエンジンガードはおすすめしたいパーツです。
バイクのエンジンガードの費用相場は?
エンジンガードの費用も上下しますが、相場は2万程度になってくるといえます。
バイクを買った費用も含めると出費ではありますが、転倒の可能性があると思えばエンジンの修理費と比較すればまず安いといって良いと思います。
バイクのエンジンガードと車検
バイクでも車検がある場合にはエンジンガードの幅にも注意する必要もあります。
通常ちゃんとしたバイクショップでつけるエンジンガードであれば車検は特に問題ありませんが、たとえばハンドルよりも外に出ているようなエンジンガードではやや心配になる人もいるかと思います。
- 純正のエンジンガードであればまず車検は問題なく通る
- 社外品では車検証での幅を確認することで車検に通していく
純正のエンジンガードでは車検にはまず問題ないかと思います。
社外品であれば車検証の幅を確認します。
その幅はハンドルであったり、マフラーであったりを基準にしたものとなっていますが、それよりも内側になるエンジンガードであれば構造変更をしなくても普通に車検に通るようになります。
万一その幅よりも外側になるエンジンガードであれば構造変更すれば良いです。
ただエンジンガードというのは社外品も含めてそのほとんどは幅以内に収まるような設計になっています。
ですので異常なカスタム目的であればまだしも安全目的のエンジンガードであればまず車検では問題ないと判断して良いと思います。
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