オフロードといえば林道というイメージが強いのですが、オフロードを検討していて街乗り中心で林道などは走るつもりがないという人も意外と多いのではないでしょうか?

何かオフロードのメリットを消してしまっているようにも感じるかもしれませんが、むしろオフロードこそ一般道や街乗りで走ってほしいと思います。

意外と知られていませんがオフロードは街乗りと相性が良いところが多いのです。

 

オフロードの車体の幅と街乗り

 

バイクで走ると街乗りで多いのが車との間隔が狭いということです。

信号待ちでも車との間隔が気になることも多いのですが、オフロードはスリムなものが多いので車幅という意味では街乗りに実は向いているといえます。

ただ法律的には信号待ちなどでの車の横をすり抜ける行為は違法行為となるので、オフロードはスリムで車との間隔を取りやすいということになります。

 

え?バイクのすり抜けは違法でない?捕まる本当の理由とは?

 

オフロードの車高の高さと街乗り

 

オフロードは同時に車高が高いことも大きな特徴の1つです。

意外と意識していない人も多いのですが、車高というのはバイクでの疲労度とも関係しています。

簡単にいいますと車高が高いほうが眼や肩などの疲労は少ないといわれていますが、視界が広いのもオフロードが街乗りに適しているところです。

同時に上でもいいましたがミラー位置も高いので車との間隔が十分でない日本の道路事情では車とのこのミラーの接触も起きにくいのもメリットの1つといえます。

 

オフロードの低速時のパワーと街乗り

 

オフロードは全般的に低速時に安定して走れる車種が多いです。

信号待ちからの発信は早いなどのメリットもあります。

街乗りでは意外と低速走行しなければいけないシーンが信号以外でもあるのでオフロードは効果を発揮することもあります。

逆に後述もしますが高速走行に向かないので、ツーリングに頻繁にいくのであればオフロードは向かないといえます。

 

オフロードの燃費と維持費と街乗り

 

オフロードというのはコストパフォーマンス的にも優れています。

 

  • 車体が軽いので燃費が良い
  • 単気筒が多くパーツ交換の代金も安くなるなど維持費も安い
  • 立ちゴケしてもバイクへのダメージも少なく修理費もやはり安くなりやすい

 

費用的にもおすすめできるのがオフロードといえます。

また車体が軽いということで街乗りでもしばしば必要となる取り回しは楽になることも多いです。

他の車種よりも壊れにくく頑丈というのもオフロードのメリットの1つです。

転倒時のことを考えればナックルガードなどをつけるとさらに損傷度合いを低くすることができます。

 

ナックルガードVSハンドルカバー!防寒効果はどっちが上?

 

オフロードと盗難の可能性

 

バイクでは防犯や盗難対策も重要ですが、オフロード車のときには盗難の対象とかなりなりにくいです。

シートなどもかけておけばマンションでもいたずらなども受けにくいので管理のしやすさというのもオフロードにはメリットがあります。

 

バイクの保管方法!駐車場の条件と長期保管方法を解説

 

オフロードの街乗りでのデメリットとは?

 

ただやはりオフロードならではの街乗りでのデメリットというのもいくつかあります。

デメリットとしては

 

  • シートによってはお尻がかなり痛くなる車種も多い
  • 雨の日にはねが上がりやすく、足や背中が汚れることが多い
  • 慣れないうちは足つきが悪いので転倒の可能性も高い
  • 時速100キロなどパワーがない分、高速走行には向かない
  • オフロードのタイヤはグリップ力が弱い
  • 荷台が小さいので通勤などではリュックがあったほうが良い
  • サイドスタンドで立てれば傾きが大きくスペースを取る
  • メットインスペースがない

 

といったようなこともあります。

オフロード全般に低速に強く、高速にやや向かないというのが大きな特徴です。

ただ時速100キロあたりまではまったく問題ありませんので、頻繁に高速道路に乗るということでなければオフロードでも十分なスペックといえるでしょう。

またタイヤについては街乗りメインということであれば交換するとグリップ力の問題はすぐに解決します。

ヘルメットについてはメット袋などがあるので、鍵で固定できるようなものを別途購入すれば特に問題ありません。

荷物の積載箇所が少ないのもデメリットですが、リアボックスをつけることである程度他のバイク並みにすることもできます。

ただつければわかるのですが車体のバランスを取るのが結構難しくなるのでオフロード車に慣れないうちに設置することはまずおすすめしません。

しばらくして慣れた後にどうしても荷物に困るときにリアボックスを検討してみて欲しいと思います。

<スポンサード リンク>