バイク屋として将来的に開業予定をしているという人もいるかもしれません。
バイクユーザーの減少などもあって成功率は昔よりも下がっているといわれていますが、資格や開業資金など成功するためにどのような条件が必要となるでしょうか?
今回は私の開業当時のデータとともにバイク屋として開業を成功させる条件について紹介していきたいと思います。
バイク屋の開業に資格は必要?
まずバイク屋の開業と必要な資格ですが、結論からいいますと何も必要ありません。
バイク屋の主な仕事といえば
- 仕入れ
- 販売
- 登録
- 修理、車検、点検
- 自賠責や任意保険など保険関係の手続き
などとなってきます。
開業する上で個人的に必須といえば修理などのメンテナンス経験かと思います。
ただバイクを販売するだけであれば技術もいりませんが、購入後のメンテナンスもなければバイクも売れませんし、また売れても数年先などの2台目の購入はなくなってしまいます。
強いて資格といえば簿記3級があれば有利かもしれません。
開業で最も変わるのは自分の税金の手続きですが、私は税理士に依頼していますが開業当初の資金のないときには自分で確定申告できれば有利かもしれません。
また後述しますが中古バイクを扱うようにするには古物商の免許は必要となってきます。
私も開業前に古物商の免許は取得をしてきました。
バイク屋の開業で成功するための条件
バイク屋を個人でスタートさせるときに成功するにはいくつか条件があるかと思います。
その内容というのは
- 家賃がかからないように自宅で開業すること
- 利益率の低い新車販売をしないで中古車の販売と買取に特化すること
- メーカーが勧めてくる新車買取在庫のセールスに手を出さないこと
- 最初は従業員を雇用しないで1人で業務を進めていくこと
といったものとなってくると思います。
私も今はテナントを借りていますが、開業当初は30坪ほどの自宅の1階を改造して開業スタートさせました。
結婚もしていなかったので妻などもいないので完全に1人での開業です。
もともとバイクのメンテナンスや修理の職種についていたのでその方面の経験はありましたが、保険などはゼロから経験を積んで勉強していきました。
大変にも思えるかもしれませんが、最初はお客さんも多くないので保険手続きなどもある意味自分のペースで学んでいくこともできるかと思います。
上の成功条件を見ればわかりますように固定費や経費の切りつめがキーポイントとなるということです。
開業資金もそれほど潤沢な人もいないかもしれませんので、経費の切りつめが開業成功の必須条件となってくるかと思います。
バイク屋開業であると良い人脈
最初開業したころはお客さんを待つというようになりますが、開業当初から条件があれば待たなくても仕事が入るというようになることもあります。
- 新聞配達屋ルートを得る
- 郵便局ルートを得る
- ピザ屋など飲食系のルートを得る
というようなバイクを業務で毎日使うような店と提携し、整備や修理の仕事を得られるようにすることです。
他に白バイルートなどもあり、警察から仕事を得るというバイク屋もあります。
これらの店長との人脈があればかなり開業当初から楽になるでしょう。
バイク屋開業の資金はどの程度必要?
気になる開業資金ですが、私は500万でスタートしました。
いきなりかかった費用は
- 自宅の店舗改造費用 100万前後
- 中古バイクの仕入れ費用
です。
自宅改造費用は知り合いに依頼したので相場よりも少し安いかもしれませんが、道路との高さに差があったので土台から改造したので結果として相場程度といえるかもしれません。
最初は副業でバイク屋開業もあり?無謀?
本業があって土日だけ副業としてバイク屋開業というのも無理ではありません。
最近はネットオークションもあるのでより副業としての開業もしやすくなったと思います。
ただ平日でも顧客からの要望は出てくるので、そのレスポンスだけ遅れすぎないようにしなければいけません。
ネットを使った開業などは上のページでも触れているので参考にして欲しいと思います。
バイク屋開業とその後の顧客対応
私も開業当初に悩んでしまった1つですが、顧客対応というのは必須となってくると思います。
私は性格的に修理するときには徹底して修理するという方針でそれまでバイクについて考えてきましたが、
- 修理を徹底すれば費用が高くなるので顧客からぼったくりと思われてしまう
- かといって不具合を直すだけの修理だと不具合が再発するので技術がないと思われてしまう
ということもよくあります。
最近は特にバイクの知識がないライダーが多いので、修理などに来たときにはしっかりとした説明と、顧客への財布事情についての話し合いを理解し合いながら行うということがより必要となっていると思います。
昔のバイク屋といえば職人かたぎであまり話さないという人もよくいたようですが、今は
- 顧客の要望を正確に理解すること
- その上でバイクの状態や修理方法などの顧客のレベルに合わせた説明
ということも開業成功には必須といって良いと思います。
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