バイクを運転する時間が長くなると手がしびれたり、痛くなってくるということもあります。
ハンドルの振動が激しいということもありますが、今回は特に左手だけが痛くなるというケースを取り上げたいと思います。
左手ということでその多くはクラッチ操作によるものが多いわけですが、本当の左手が痛くなる原因はどこにあるのかについて紹介したいと思います。
バイクで左手が痛くなる!その本当の原因とは?
通常バイクを日中ずっと運転していても左手が痛くなるということはありません。
まれに少しバイクを運転していても左手だけが痛くなるという人も出てくるのですが、その多くはクラッチが重くなっているというケースが多いです。
- クラッチワイヤーが錆びている
- クラッチワイヤーが古くて劣化している
- クラッチワイヤーの取り回しが変になっている
といったようなことでクラッチが重くなっていて左手が痛くなるということです。
その他にも
- クラッチワイヤーへの注油ができていない
- クラッチフルードが古い
というようなことでもクラッチの不具合が出ていて、左手が痛くなるというようなこともあります。
中古バイクで左手が痛い!念のため確認するべきこととは?
たまに中古バイクのときには前の所有者が強化クラッチにしているということもあります。
強化クラッチはバイクのパワーアップをするときにしばしば交換されるものですが、結構クラッチが重くなります。
クラッチワイヤーの交換と左手の痛み
今回のケースではすでにクラッチワイヤーが錆びていて修復できないようになっているというようなこともあります。
そのため錆や劣化への対処としてはワイヤー自体の交換を行うというのが一般的です。
クラッチワイヤーの交換は意外と高くなく工賃は5000円前後となるので、交換後にクラッチ操作が軽くなるか確認してみてください。
念のためにクラッチフルードや取り回しに異常がないかも点検してもらうと良いでしょう。
左手が痛い!乗車姿勢も原因になることもある?
クラッチが原因でなければ乗車姿勢が原因となっているという人もいます。
- 腕を伸ばしすぎ
- 腕を曲げすぎ
でもクラッチ操作で左手が痛くなってくることもありますし、また乗車位置が自分には合っていないということもあります。
クラッチを握った状態で腕が自然にまっすぐになる程度が理想的で一番疲れにくい位置といわれています。
この他、体重はシート、両足などで支えないといけませんが、上半身に力を入れすぎていて上半身でバイクに乗ってしまっている人もまれにいます。
このような体重も左手の痛みにつながっている可能性もあります。
左手がクラッチで痛い!指の使い方も考えよう
クラッチというのは握り方での指の位置や使い方も痛みに関係してきます。
クラッチが重すぎないということであれば
- クラッチの端のほうを指で持つ
- すべての指を使ってクラッチ操作をする
- 操作する指の箇所は根元のほうで力が入りやすくする
クラッチの根元のほうは特に操作で力を必要とするので端のほうをすべての指で操作するというようにしてみてください。
それでもクラッチ操作で左手が痛い!対策はあるのか?
車種や握力などによってはそれでも左手が痛くなるということもあるかもしれません。
このときには
- 油圧式クラッチに変える
- 軽いクラッチに交換する
というような方法もあります。
新車で左手が痛い!対策は?
納車されてしばらくすればクラッチ操作でやはり左手が痛くなるということも出てきます。
この場合にはまずまだ左手で普段使わない筋肉をクラッチ操作などで使うので痛くなったともいえます。
そのバイクに慣れれば痛くなくなるようになることは多いです。
しばらく様子を見てまだ痛いようであればバイクが体に合っていないということもあるので調整をしていくと良いでしょう。
クラッチレバーの角度が合っていないなどは新車でよくあるのでショップに行ったときに調整してもらうことで改善することもあります。
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