バイクのアクセルは急に重くなるというときもあります。

何かの調整後に重くなるということもありますし、何もしていないのに重くなるということもあります。

今回はバイクのアクセルが重くなる原因について解説をしていきます。

 

アクセルが重くなる原因とは?

 

まずよくあるアクセルが重くなる原因について列挙していきます。

 

  • アクセルワイヤーへの注油切れ
  • スロットルホルダー内のホコリ
  • スロットルチューブとハンドルバーの間のホコリの詰まり

 

アクセルワイヤーも注油や交換をしたことがなければ比較的早く錆が出たり、劣化したりもしてきます。

そのため錆が出ているようであればワイヤーは交換するというのが基本的な対処法となります。

ただアクセルワイヤーへの注油や交換というのはタンクやエアクリーナーボックスを取り外すことが必要となる車種もあるので意外と大変です。

あまり自信がなければたかがワイヤーへの注油、あるいは交換でもはじめからショップに持ち込むほうが良いでしょう。

アクセルワイヤーへの注油手順については詳しくは下のページで解説をしています。

 

バイクのアクセルが戻らない!その原因の特定方法を解説

 

その他のアクセルが重くなる原因とは?

 

代表的なもの以外にもまだアクセルが急に重くなる原因はいくつかあります。

 

  • スロットルグリップの固着
  • キャブレター側のピストンの汚れ
  • キャブレターのリターンスプリングの劣化や故障
  • キャブレターのロッドの損傷

 

あまり起きる原因でもありませんが、念のため確認してみましょう。

 

アクセルが重い原因を切り分けする方法

 

アクセルワイヤーが原因ということが実際には多いのですが、多くのケースでまずワイヤー交換という対処法となってきます。

そのときにはアクセルグリップ側からワイヤーを抜きますが、この段階でもある程度重くなる原因の切り分けをすることもできます。

 

  • ワイヤーをグリップから外してまだアクセルが重いときにはグリップ側に原因
  • ワイヤーの先端を手で軽く引いて重いようであればワイヤー側に原因

 

ワイヤー側ではワイヤーの取り回しや錆、注油切れとともに、その奥のキャブレターなどの原因も疑うこともできます。

 

アクセルが重い!CRCでも軽くなる?

 

アクセルが重いというときによく使うことを検討するのがCRCです。

しかしアクセルワイヤーにCRCはつけないほうが良いです。

 

  • 持続性が不足している
  • すぐに流れてしまう

 

CRCは即効性はありますが、アクセルワイヤーについては効果の持続という意味では向いていないといえます。

専用のグリスを使わないとまたアクセルが重いということが繰り返されるのであまりCRCはおすすめしません。

 

転倒や衝撃によってアクセルが重くなる!その原因とは?

 

最近転倒をしたなどというときにもアクセルが重くなることも出てきます。

このときにはスロットルがハンドルエンドに圧迫されてしまっていることもあるので、スロットルのネジを緩めて外側に持っていくと改善することがあります。

 

乗る頻度が少なくなってアクセルが重くなる!その原因とは?

 

冬眠などでバイクにしばらく乗っていないとアクセルがやはり重くなるということも出てきます。

このときのよくある原因としてはキャブレターのスロットルバルブの貼りつきや潤滑不良です。

通常時はガソリンが潤滑していますが、放置期間中に気化してしまって貼りつくという現象が起きることもあります。

修理もなかなか大変ですが、

 

  • キャブレターを分解して清掃する
  • 応急的にはキャブレターにCRCを吹き付ける

 

というようにします。

応急処置をするだけでもアクセルの重さが戻ることもありますが、それでも軽くならないときにはキャブレターの清掃をしなければ直りません。

また上でも紹介しましたような原因も出ている可能性もあって、ワイヤーへの注油なども試してみても状態が良くなることも考えられます。

 

ハンドル交換によってアクセルが重くなる

 

ハンドル交換後にもアクセルが重くなるということもあります。

この場合にはアクセルワイヤーの取り回しに問題があることが多いです。

ワイヤー回りを中心にハンドル交換時の作業に問題はなかったかを点検していきましょう。

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