バッテリーを見てみると液漏れがしているような感じになっていることもあります。

バッテリーに詳しくないと何か故障ではないかというように思ってしまうことも多いのですが、バッテリーの液漏れはすべて故障というわけでもありません。

 

MFのバッテリー液は漏れることがあるのか?

 

最近のバッテリーではMFといってメンテナンスフリーのタイプがかなり多いはずですが、このMFバッテリーではバッテリー液自体が使われていません。

そのためバッテリー液が漏れるということもないのですが、バッテリー液の代わりにゼリー状のものはあります。

このゼリー状のものが出ているということでなければバッテリー液の漏れではないということです。

MFでなく開放型といってバッテリー液の使われているタイプは液漏れが起きることもあります。

 

MFのバッテリーに液漏れ跡!その原因とは?

 

とはいえMFでもバッテリー液でなく液漏れの跡が残るという現象も起こりえるわけですが、その原因のほとんどはバッテリー以外にあるといって良いです。

 

  • 洗車時の水がバッテリーに付着した
  • 空気中の水蒸気が付着した
  • レギュレーターがパンクした

 

このようなときhMFでも液漏れの跡のようなものが残ることもあります。

とはいえレギュレーター以外は特に問題もないはずなのでそう神経質になる必要もないと思います。

 

開放型バッテリーの液漏れと寿命

 

バッテリー液の使われている開放型バッテリーを使っていると走行距離が多くなってくればバッテリー液がよく漏れるようになってきます。

このようなときにはバッテリーの劣化が起きつつあって、基本的にバッテリーの交換時期といって良いです。

走行距離が5万キロほどとなっていればバッテリー交換の時期ではあるので特に異常ということもありません。

 

  • エンストが起きる
  • ランプ類がつかないこともある
  • バッテリーが上がることもある

 

などというような症状も起きることもあります。

バッテリーというのは満充電の状態を維持するのが正常で劣化しにくいわけですが、バッテリー液の漏れなどで満充電でなくなる時間が多くなると急速に劣化してきます。

そのため液漏れの起きるようになったバッテリーがバッテリー液の補充でまだしばらくは使えることは使えますが、寿命としてはそう長くないと考えておくと良いでしょう。

 

バッテリーの液漏れとオルタネーターの故障

 

バッテリーの液漏れではバッテリー自体の故障や劣化もありますが、ごくまれにオルタネーターの故障が原因となっていることもあります。

バッテリーかオルタネーターなのかどっちが故障しているのかは非常に見分けるのが難しいのですが、その理由としては症状もよく似ているからです。

推測でパーツ交換をすると余計な交換までするので余計に工賃などがかかります。

テスターがあればどちらが故障しているのか特定できますので、テスターがなければショップに持ち込み原因を特定するようにしましょう。

テスターでの測定と故障の判断方法については詳しくは下のページで解説をしています。

 

オルタネーター故障の症状!交換年数と費用も解説

 

バッテリー液の入れすぎも液漏れの原因

 

また単純にバッテリー液の入れすぎという補充での間違いも液漏れの原因となることもあります。

バッテリーのキャップや側面にはガスを抜く穴がありますが、ガスが発生したときにバッテリー液を入れすぎるとバッテリー内部の圧力が規定値を超えてバッテリー液がそのガス穴から漏れるという現象が起きます。

バッテリー液の補充ではラインがあるのでそこの間になるように補充量を調整するようにしましょう。

 

バッテリーの過充電と液漏れ

 

基本的にバッテリー液の漏れで考えられるのは過充電による液漏れです。

走行距離を短期間に長く走ったときや、峠など激しい走り方をした日にもバッテリー液の漏れが出やすい車種もあります。

バッテリーも古くてこのような症状が出てくるのであれば交換しても良いのですが、新品であればもう少し様子を見るという方針もありです。

 

バッテリーの液漏れと希硫酸

 

バッテリー液というのは希硫酸といって人体などに有害なきつい液体です。

もし点検中などに手や服などについてしまえばすぐに洗うようにしてください。

またバッテリー液の漏れたものを拭くときにも捨てても良いような布で拭くようにして、再利用はしないほうが良いでしょう。

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