エアバッグをバイクに乗るときに装着している人は少ないかもしれません。
大きな事故ではエアバッグの効果もありますが、エアバッグの着用時の感覚なども紹介したいと思います。
バイクのエアバッグ
バイクのエアバッグといえばヒットエアーが有名ですし、私も使用して乗ることもあります。
バイクとジャケットとをつなぐタイプになっていて、転倒などで体がバイクから離れればエアバッグが作動するようなシステムになっています。
体が投げ出されるような大きな事故であればかなり効果はあるわけですが、
- スリップダウンなどで体がバイクから離れないときには作動しないこともある
- ただし体がバイクから離れない事故でも衝撃吸収力は通常のジャケットよりもあるような感じがする
ということですべての事故に作動するようにはなっていないといえます。
ヒットエアーのフィット感
体型の問題もあるのですが、ヒットエアーではある程度のフィット感はあったほうが良いと思います。
タイプはいくつかありますがプロテクターがいくつかついていて、そのプロテクターをテープでとめる仕様になっています。
ですのである程度大きかったりしてもテープで体との隙間を埋めてくれるのですが、安心感でいいますとフィット感はある程度あったほうが良いです。
まれに男性でサイズが大きくてフィット感がないという人もいますが、女性用のヒットエアーにすればフィット感が確保できるということもあります。
エアバッグとリュックは併用できない？
私の場合はバイクに乗るときにリュックはしません。
もともとリュックというのは荷物を背骨に乗せるようなものでかなり負担となります。
またエアバッグとの相性も良くないですし、事故時の動作率を下げる可能性も否定できないからです。
エアバッグジャケットとプロテクターはどっちがおすすめ？
プロテクタータイプのもので肩、肘、胸、脊髄などを保護するものもあります。
エアバッグよりもかなり安いのでよく迷う人もいるかと思いますが、
プロテクタータイプ
- 擦り傷、打撲には有効的
- 関節を痛めるようなときにはあまり効果がない
- 転倒時の衝撃でプロテクターがズレて効果が出ないこともある
- 首の防御がないタイプも多い
ということで本質的にエアバッグとは機能が異なります。
デザインがどうしても納得できないという人もいるかもしれませんが、安全という意味ではやはりエアバッグのほうをおすすめしたいと思います。
私の場合は両方を使い分けしています。
- 長距離やツーリング、高速走行ではエアバッグ
- 街乗りはプロテクター
というようにメリハリをきかせています。
エアバッグの購入者層と事故率の低さ
周囲にもまだバイクのエアバッグを導入しているという人は少ないかもしれません。
私の周囲にも長距離ツーリングに行く人しか持っていないことが多いのですが、バイクのエアバッグというのは不思議なところもあって
- 若くてまだお金のない人はエアバッグを買えない
- 年齢がいってきてお金に余裕が出てきてエアバッグを購入する
- しかしそのときには運転も大人しくなって事故をする確率がすでに低くなっている
ということが多いです。
私も同じで、すでに運転も大人しくなってからエアバッグを導入したので、実は導入後には一度も体がバイクから離れるような事故はしていません。
20代のころは何度かそのような事故はありましたが、その年齢でエアバッグがあったほうが良かったのかもしれません。
エアバッグやプロテクターといった安全装備も重要ですが、まずはスピードを落とすことです。
スピードを低めにしていれば事故に遭う確率もかなり下がりますし、また事故になっても致命傷までにはならないことも多いはずです。
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