バイクではドレインワッシャーというパーツがありますが、素材の違いや利用方法などよくある疑問というものはある程度共通しています。
今回はバイクにおけるドレインワッシャーについてまとめて解説したいと思います。
ドレインワッシャーの素材別の違い
ドレインワッシャーには銅、アルミニウム、鉄といった素材がよく使われています。
ドレインワッシャー交換時にはよくこれらの素材で迷うことが出てくるわけですが、ドレインワッシャーのパーツの使う場所などからすれば下のような素材の条件が必要となってきます。
- 耐熱効果があること
- 強度があること
- 圧力がかかっても変形しにくいこと
ドレインワッシャーの使用する場所からすればこれらの条件は最低必要となります。
銅のドレインワッシャー
- 一般的にはそのワッシャーを締め付けるボルト、ナットなどの締め付けトルクが高い数値の時に使用する
- 再利用しやすく経済的
アルミニウムのドレインワッシャー
- 締め付けトルクが低い数値の時に使用する
鉄は特に錆びやすいのであまり使用しないのですが、銅とアルミニウムとを場所によって併用するというのがまずベストといえます。
いちいち素材を考えるのが面倒な場合には純正のドレインワッシャーを使用するほうが無難といえます。
ドレインワッシャーは再利用できない?
銅のドレインワッシャーは再利用することができるので経済的なわけですが、一般的にはドレインワッシャーはその都度交換するということを想定されて作られています。
ドレインワッシャー(ドレンパッキン)でもエンジンオイル交換時に取るものが最も多くの人が目にするものだと思いますが、このワッシャーの役割は隙間を埋めてオイル漏れしないようにすることです。
そのためある程度使っていくとつぶれていくので、そのときには交換するのが無難な方法です。
オイルのワッシャーについては普通のワッシャーで代用すればオイル漏れが起きてしまうこともあるので、好ましくありません。
自分でオイル交換してしまうという人もいるかと思いますが、
- バイクショップで取り寄せる
- バイク関連の大型店で購入する
というようにしていきます。
大型店にいくとドレインワッシャー(ドレンパッキン)が取り寄せなくてもおかれていることもあるので便利だと思います。
地方でどうしても大型店が近くにないというときにはネットでも購入できます。
- 近くのバイクショップでドレインワッシャーを取り寄せする
- ドレインワッシャーを複数枚一気に買うなどネット通販で購入する
というようにしていくと良いでしょう。
バイクのドレインワッシャーに車用は使える?
ドレインワッシャーは車用でも代用できることはあります。
材質も同じようなものもありますし、あとは大きさ、サイズが適合するかどうかだけでつけている人もいます。
しかしオイル用のドレインワッシャー(ドレンパッキン)ではオイル粘度の違いを想定して車用のものは作られていますので気密が保てないというようになりがちです。
ですので特にオイル用のドレインワッシャーだけは最低限バイク用のものにしてください。
ドレインワッシャーの交換は必要?
ドレインワッシャーの交換は毎回するかどうか、またはどの程度の間隔でしていくべきかというのはよく話題になることです。
メーカー推奨としては毎回交換というものが多いので、それに沿って交換することがまず無難とはいえます。
ただバイクの車種にもよるのですが、基本的にオイル漏れなどが起きないと良いわけで
- ある程度再利用することを想定して銅製のものにする
- 廃車までのオイル交換の回数を計算して最初にドレインワッシャーの個数を揃えてしまう
- 漏れるまでドレインワッシャーを再利用する
- 漏れないことを確認してホームセンターにあるワッシャーや車用を使う
などというような考え方もあります。
かくゆう私もドレインワッシャーの再利用をしてしまっているわけですが、エンジンオイルの交換時などに漏れ跡がなければそのまま使ってしまうこともあります。
エンジンオイルの残量チェックなどもときどき行っていき、異常があれば漏れのチェックをしたり、再利用が長いと思えばドレインワッシャーの交換をしたいろいうようなこともあります。
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