バイクのクーラント液(冷却液)の漏れがあればオーバーヒートする危険性もあります。

クーラント液の漏れは意外と怖いのですが、今回はすでに漏れが起きているときについて解説したいと思います。

 

クーラント液が漏れる原因

 

クーラント液が漏れるようになるのはいくつかの原因があります。

 

  • クーラント液のリザーブタンク自体の破損
  • シールの劣化
  • ラジエターの損傷
  • シリンダーやヘッドガスケットの損傷

 

シリンダーやヘッドガスケットの損傷によるクーラント液の漏れは割合重症といっても良く、修理の手間や時間もかかります。

ヘッドガスケットの損傷によるものであれば、燃焼室のガスがクーラント液の通路へ入り込みクーラントを押し出しているという状態になっているはずです。

この場合には放置期間が長くなるほどその他のパーツにも損傷やダメージが広がって修理費用はより高額になっていく可能性もあります。

そのため後述しますように工賃も他の箇所よりも高くなります。

 

ホースからクーラント液が漏れてくる!対策は?

 

よくホースのような箇所からクーラント液が漏れてくるというように連絡をもらうことが多いのですが、よくあるのはフローホースからのクーラント液の漏れです。

これはクーラント液が高温になってリザーブタンクに逆流するような現象が起こることが原因であることが多いのです。

このようなホースからのクーラント液の漏れではクーラント液をはじめとしたメンテナンスをしていないバイクがかなり多いので、とりあえずすぐにクーラント液の交換を必要とすることが多いです。

バイクは車検に出すだけで良いということでもないので、クーラント液以外のパーツなどの交換時期なども正しく知るようにしておいてください。

 

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リザーブタンクからクーラント液が漏れる!対策は?

 

最もよくあるのはクーラント液の入っているリザーブタンク自身からの漏れです。

何気なくタンクを見ればクーラント液の漏れたような痕が残っているということですが、この多くは特に異常ではないことも多いのです。

タンクではメカニカルシールというパーツでクーラント液の漏れを防ぐようにしていますが、正常な状態でもこのメカニカルシールというのは100%漏れを防ぐことはできません。

そのため少しは漏れた痕が残るわけで、タンクのアッパーラインにクーラント液が到達していないときにはまず補充をし、その後の様子を見るようにしてください。

異常な速度でクーラント液が減るようであれば、本格的に異常と見てあらためてバイクショップに相談すれば良いと思います。

 

リザーブタンクからクーラント液がオーバーフロー!原因は?

 

またクーラント液の入っているタンクの蓋から冷却液がオーバーフローしてくることもあります。

エンジンを止めればクーラント液の動きも止まりますが、この後にクーラント液の温度が高くなり沸騰することもあります。

この沸騰によってオーバーフローのようになることもあるのですが、最もよくある原因というのはラジエターキャップの劣化です。

バイクはクーラント液が車よりも少ないので、このラジエターキャップの劣化は早めです。

まずはラジエターキャップの交換をして様子を見るというのが必要だといえます。

 

エンジンからクーラント液が漏れることはありえるのか?

 

ごくたまにクーラント液の漏れた痕がエンジンについているということがあります。

そのためにエンジンからクーラント液が漏れたのではないかというように考える人もいるのですが、エンジンにクーラント液の通路は通常ないのでまずないといって良いです。

この現象はエンジン付近のクーラント液の通路のパッキンやホースの劣化などによる漏れたものがエンジンに付着したというように考えられます。

 

クーラント液が漏れて蒸気が上がる

 

クーラント液が漏れていると蒸気となって上がることもあって、かなり焦ると思います。

この蒸気は

 

  • クーラント液が漏れる
  • それが走行中などの高温状態になっているエキパイなどに付着して蒸気になった

 

ということが多いです。

 

クーラント液の漏れている箇所の確認方法

 

クーラント液には通常液の色があります。

緑、赤などというようなものが多いかと思いますが、漏れた箇所にこのクーラント液の色の痕のようなものが残ることが多いです。

通常ホース、ホースのつなぎ目、パッキンなどで漏れるので、クーラント液の漏れた痕からある程度漏れている場所やパーツは特定できるようになっています。

 

クーラント液の漏れ止め剤に効果はあるのか?

 

クーラント液の漏れがあれば漏れ止め剤を使う人も多いのですが、あまりおすすめしません。

クーラント液の漏れ止め剤というのはラジエターなどの金属部分に亀裂が出たりして漏れたときには多少の効果はありますが、パッキンやホースなどが漏れの原因であれば効果はありません。

また焦って漏れ止め剤をリザーブタンクに入れるなど入れる箇所を間違えてかえってダメージを大きくする人もいますので、注意が必要です。

漏れ止め剤は多くでラジエターキャップを外して入れるようになります。

 

クーラント液の漏れの修理工賃

 

クーラント液の漏れは大半がタンクやポンプ付近からといって良いです。

 

  • ホースから漏れていると交換
  • つなぎ目からの漏れは緩みのチェック
  • 金属部分からの漏れであればバイクショップに依頼

 

というのがクーラント液の漏れでの方針ではないでしょうか?

この場合には数時間もあれば修理もできますし、修理をバイクショップに依頼しても数千円といったところになります。

しかしシリンダーやヘッドガスケット付近の劣化などが原因であれば2~3万ほどの工賃となり、修理期間も7日ほどかかることもあります。

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