ガソリンメーターが急に動かないようになるということがあります。
この場合、コンピューター系の故障も考えられますが、多くはセンサーの不具合が起きているといえます。
バイクのガソリンメーターの仕組みとは?
そもそもバイクにおいてのガソリンメーターはどのような仕組みで動くのでしょうか?
意外と原始的といいますか、トイレのタンクなどと似たような原理で動いているのですが、
- タンク内にセンサーがついている
- センサーにフロート(浮きのようなもの)がついている
- ガソリンの油面にそのフロートが浮く
- そのフロートの位置をセンサーが読みガソリンメーターに残量表示をする
というような仕組みになっています。
バイクのガソリンメーターが動かない!そのよくある原因とは?
ではこのような仕組みであるガソリンメーターが突然動かないようになる原因にはどのようなものがあるのかについて列挙します。
- タンク内でフロートがセンサーから取れてしまっている
- フロート自体の損傷によってフロート内にガソリンが侵入して正確な計測ができない
- センサー自体の異常や故障
- センサーからメーターへの配線の不具合
- ガソリンメーター自体の故障
フロートが外れているという原因であれば目視でもわかりますし、取り付ければ良いだけなのですぐに対処もできるはずです。
その他の原因であればあまりバイクに詳しくないとやや解決は難しいかもしれません。
メーターが動かないということでもまったく動かないのと、やや動いてすぐに止まるのかでどの原因に該当しているのかも違うと判断できます。
またバイクショップであればテスターで異常箇所を特定し、修理や交換をするのが通常の対処法となります。
ガソリンメーターが動かないときの簡単な原因の特定方法
上のようにいくつかのガソリンメーター回りの不具合になる原因というものがありますが、どれに該当するのかは正直わかりにくいです。
ただ一般的な目安としては
- フロートが取れているのは目視でまず確認できる
- メーターが動くが正常な動きではないときにはフロート回りの不具合であることが多い
- メーターがまったく動かないのであればメーター自体の故障
工具もなく判断するのであればこのようにメーターの動き方でもある程度であればその原因を特定していくこともできます。
たとえばメーターが常時Fを指すようになっていて、キーをオフにすればEに戻るのであれば2つめのケースに該当する確率が高くなるというように判断します。
逆にキーをオンオフにしてもEのところからメーターがまったく動かないのであれば3つめのケースに該当することもあるというようになります。
ガソリンメーターが動かない!放置すればどうなるのか?
もともとバイクの車種によってはガソリンメーターが最初からないというようなものもあります。
ガソリンメーターというのはエンジンなど致命的な箇所とは直接関係ないので修理しなくても良いのですが、困るのはガス欠になりやすくなるということではないでしょうか?
ガソリンメーターの修理をしたくないのであれば
- 燃費をある程度把握する
- 給油量を把握し、どの程度までの距離を走れるか計算し覚えておく
- その距離に到達する前に給油する
というようなことを繰り返せばそう支障もないかと思います。
おすすめな方法としては携帯電話などに給油直後に走行距離などのメモを取ることです。
これだとそう簡単にガス欠にはならないと思います。
駐車場に屋根がないとメーター故障しやすい?
バイクのメーター類は意外と故障しやすいのですが、その主な原因に屋外などに駐車することが多いということがあります。
紫外線、雨による水などでバイクに支障をきたし、それがメーターの不具合を起こすということもあります。
バイクの駐車場は屋根つきのほうが絶対に良いのですが、最低でもシートを面倒でもかけるようにしましょう。
他には紫外線でタイヤなどのパーツの劣化が早くなるという現象もよく起きます。
ガソリンメーターが動かない!その工賃は高いのか?
ガソリンメーターが動かないときに実際にはどの問題や原因に該当するのが多いのかはやや微妙な問題ですが、事故や転倒、カスタムをしていないのであればフロート回りの不具合であることのほうが多いといえます。
フロートの交換などであれば工賃は4000円前後のことも多いので、そう工賃がかかる修理作業というわけでもありません。
ガソリンメーター自体の交換などが必要ということでなければ工賃もそこまで高額にはなってこないといって良いと思います。
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