エンジンオイルとともにガソリンでも添加剤を入れようかと検討する人もいるわけですが、ガソリンへの添加剤への効果やメリットというのはどのようになるのでしょうか?

今回は添加剤のデメリットについても解説をしていきます。

 

バイクのエンジンオイルに添加剤を入れると危険?

 

ガソリンの添加剤の効果とは?

 

ではガソリンに添加剤を入れればどのような効果や変化があるのかについて列挙してみます。

 

  • 排気音が軽く高くなる
  • エンジンの回転が良くなることもある
  • スラッジなどが除去されることもある

 

というように効果が出てくることもありますが、添加剤では燃えにくいものが含まれるものもあり、そのためにアイドリングが不安定になることもあります。

非常にわかりにくいかもしれませんが、

 

  • ガソリンの添加剤はエンジンなどの調子を維持していく予防的な効果がメイン
  • すでに調子が悪くなっていればオーバーホールなど根本的な修理をしなければ調子は戻らない

 

というようにいって良いでしょう。

 

ガソリン添加剤でキャブレター内の清掃ができる?

 

キャブレター内の清掃を添加剤でと考える人もいますが、添加剤を入れても数千キロは走らないと清掃の効果は出てきません。

また上でもいいましたように添加剤は予防的に使うものであり、オーバーホールなどを必要とするような状態であれば状態はあまり変わらないと思っておいて良いです。

キャブレターに関しては軽度の詰まりについては清掃もできますが、それ以上の状態であれば添加剤では対応できないというようにいえます。

またキャブレターの清掃ということでは他にキャブクリーナーもありますが、費用対効果からすればガソリン添加剤のほうが良いと思います。

それぞれの効果としてはあまり違いはないといって良いです。

 

ガソリンにはもともと添加剤が含まれている?

 

ではガソリンに添加剤を入れるべきかというとそうでもありません。

最近のガソリンは昔よりも性能が良くなっていて、実は添加剤がもともと入っていることが多いのです。

つまり普通にスタンドでガソリンを給油すればきつくはないのですが、添加剤は含まれているというようにいえます。

 

ハイオクガソリンVS添加剤

 

添加剤とよく比較されるのがハイオクのガソリンです。

ハイオクは費用も毎回少しずつ高いわけですが、まだ効果としては添加剤のほうが良いといえます。

ハイオクもどちらかといえば気の問題といえるような効果しか感じない人は多いのではないでしょうか?

 

ガソリンの添加剤でも実現できないこととは?

 

またバイクの調子が悪いので添加剤というのは早計で、バイクの状態によっては特に効果が出ないこともあります。

ガソリンの添加剤で効果が出てこないこととしては

 

  • そもそもエンジンといったハード面にダメージがある
  • 走行距離が10万キロを超えているなど劣化している

 

などというようなときには添加剤で調子が良くなることもありません。

このようなときにはエンジンのオーバーホールという方法もありますが、オーバーホールも費用がかなりかかるケースも多いので乗り換えするほうが良いことも多いです。

ちなみにオーバーホールというのはエンジンのパーツを最小単位に分解し、調整したりするのでエンジンを新品時にかなり近い状態に戻すというような作業となります。

詳しくは下のページに解説していますが、費用は10万を超えることも珍しくありません。

そのような理由から実際のところエンジンのオーバーホールはよく話には出てはきますが、実際にやったという人はかなりまれといえます。

 

エンジンオーバーホールとは?エンジンの寿命も解説

 

バイクの添加剤よりも調子を維持する方法とは?

 

バイクでガソリンへの添加剤を入れるように考える人というのはたいていがメンテナンス不足になっています。

調子が悪くなってから添加剤を入れるよりも、日常的に定期的にバイクのメンテナンスをしていくほうがはるかにバイクを良い状態で維持できるようになるでしょう。

 

バイクのメンテナンスの頻度!距離と時間別の解説

 

車検のあるバイクでは2年に1度だけ点検などをするという人も多いのですが、それよりも短い間隔でメンテナンスするべきパーツというのは存在します。

これらを怠らずに丁寧にバイクを管理すれば通常ガソリンの添加剤を入れたいとも思わなくなるかと思います。

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