エンジンオイルは一般的に丸ごと交換、あるいは継ぎ足しで良いなどさまざまな意見もあります。
またエンジンの種類によってもこのエンジンオイルはさまざまな誤解もあり、正しい知識で持って対応していくようにすると良いでしょう。
4ストエンジンではエンジンオイルは減らない!継ぎ足しは必要ない?
4ストエンジンは比較的エンジンオイルの消費量が少ないとされますが、そこから継ぎ足しも必要ないというような意見もしばしば聞きます。
しかし結論からいいますと消費量が少ないだけであって、まったく消費しないわけではありません。
そのためエンジンオイルが減っていることに気づけばすぐに補充するのが正しい対処法となります。
- 4ストエンジン
- 水冷エンジン
- 空冷エンジン
など種類にかかわらずエンジンオイルの交換時期に来ていないもののオイルのレベルが下がっていれば補充するのが正しいです。
4ストエンジンではエンジンオイルの消費量が少ないというところもあって、かえってオイルレベルの点検をしない人も多く、オーバーヒートなどエンジントラブルが起きる確率も多いのでかえって注意して欲しいと考えています。
2ストエンジンではエンジンオイルの継ぎ足しだけで交換は必要ない?
2ストエンジンの場合、エンジンオイルの交換は必要なく、継ぎ足しだけしていれば良いというような話を聞いたこともある人もいるかと思います。
一見都市伝説のようにも聞こえますが、実は正しい話となります。
2ストの場合にはエンジンオイルが燃えるので、減りも早く、その代わりに劣化していかないわけです。
そのため減った分を継ぎ足ししていけば良いというようになります。
ちなみに2ストバイクの場合には走ると白煙がよく出るのですが、これがオイルの燃えている特徴でもあります。
ただしギアオイルについては燃えるわけではありませんので、こちらのオイルは定期的な交換をしていかないといけません。
ギアオイルの交換時期としては
- 走行距離 1万キロごと
- 経過時間 24ヶ月ごと
に交換するのを推奨します。
メーカーの違うエンジンオイルの継ぎ足しは大丈夫?
エンジンオイルがちょうど切れてしまって、継ぎ足すときにすでにバイクに入れているオイルとメーカーの違うものしか買えないということもあるかもしれません。
メーカーも違えば、粘度なども変わってくることも多いかと思いますが、基本的には問題ありません。
エンジンオイルの粘度などグレードをある程度合わせていれば化学反応をして故障するということは私も長くバイクの仕事をしていますが聞いていませんので、問題の起きることはあまり多くないと思います。
むしろ同じメーカーのエンジンオイルがないので減っていても継ぎ足さないほうがエンジントラブルが出てくる原因となるかと思います。
もし万全にいきたいときには
- 同じエンジンオイルが入手できないときにはそのバイク内のオイルを捨てる
- その上で別メーカーのオイルに交換する
というようにしてください。
エンジンオイルの継ぎ足しは危険?交換が正しい?
エンジンオイルは継ぎ足しでも良いのですが、交換時期と考え合わせることも必要となります。
- まずエンジンオイルの交換時期を知り把握しておく
- その他のタイミングで減っていれば継ぎ足す対応で問題ない
ということです。
エンジンオイルもずっと継ぎ足し対応をしていれば本来の機能を果たさないようになるので、エンジントラブルになってくることも多くなります。
推奨としては
- 走行距離 3000キロ
- 経過時間 6ヶ月
のどちらかを満たすときがエンジンオイル交換のタイミングとなりますが、それ以外のときには継ぎ足す対応で良いということになります。
エンジンオイルの継ぎ足しとオイルが減る危険性
最近のバイクは2スト時代と違ってそうエンジンオイルが減ることもありません。
ただ継ぎ足しを気にする人については減りがやけに早いという人もいるかもしれません。
この場合、エンジンオイルの継ぎ足しというよりもなぜオイルがよく減るのかの原因のほうが重要なこともあります。
走行距離が多いなど特有の事情があればまだ良いのですが、オイル漏れをどこかで起こしているかもというときには重大なトラブルの原因となることもあるので、一度バイクショップでオイル漏れの点検に出すと良いでしょう。
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