バッテリーを充電器などで充電しても、すぐにバッテリー上がりが起きるといったことはときどき起こります。
意外とバッテリーが故障していたりとバッテリー本体の不良を疑うことが多くなりますが、その他にも原因が起きていることもあります。
今回はバッテリーが充電されないときの原因について解説をしたいと思います。
バッテリーが充電されない!バッテリーの劣化が原因?
まずよくあるのはバッテリーの放置期間が長かったため急激に劣化したということです。
- 2週間ほど放置すればバッテリーの状態が悪くなる
- 1~2か月放置すればバッテリーが完全に放電される
というようになります。
2週間程度の放置であればキックなどでかけ、その後定期的に乗るようにすればまだ復活することもあります。
しかしそれ以上放置し完全に放電するまでになるとバッテリー交換をしなければいけません。
バッテリーが充電されない!故障パーツの候補とは?
たとえばバッテリーを新品に交換したのに充電されないというケースもあります。
このときにまず疑う故障パーツですが、
- レギュレーター
- 発電機
- ジェネレーター(オルタネーター)
となります。
レギュレーター故障でバッテリーが充電されない?
まずレギュレーターの故障などによる充電されないときの見分け方ですが、電圧測定ができれば簡単です。
- バッテリーをフル充電させる
- 14Vまでいけばバッテリーは正常
- 電圧に変化がなければオルタネーターの故障が疑われる
- 12Vなど微妙なところまでしか充電されないときはレギュレーターの故障が疑われる
というように判断します。
測定ができないときにはバイクショップに持ち込むとこのような判断はすぐにできます。
測定器を使わないでレギュレーターの故障をある程度調べるには
- 走行してレギュレーターが触れないくらいに熱くなれば故障している可能性もある
- 走行していてもレギュレーターが冷たいようであればオルタネーターの故障が疑われる
というように判断します。
他にもレギュレーターの故障時の症状としては
- ある程度走行して充電をしてもセルが回らない
- またウインカーが点灯しない
といったものもあります。
また他にレギュレーターの故障を診断する方法としては
- エンジンをかける
- アイドリング状態でヘッドライトをつける
- ブレーキ、ホーン、ウインカーを作動させてヘッドライトが暗くなるか確認する
暗くなれば充電していないということになりレギュレーター故障が疑われます。
バッテリーが原因でレギュレーターが故障することもある?
バッテリーも安いものをオークションで入手する人もいますが、あまりおすすめできません。
粗悪品も多く、新品バッテリーに交換してもすぐにバッテリーが充電できないというようになることもあります。
このとき最悪なケースで粗悪バッテリーが原因でレギュレーターが故障してしまうということもあります。
オルタネーター故障とバッテリーが充電できない
レギュレーターとともにオルタネーターの故障もありえますが、可能性としてはそう高くありません。
故障頻度としてはオルタネーターよりも圧倒的にレギュレーターのほうが故障しやすいからです。
オルタネーターの故障も確実に判断するにはテスターを使いますが、その電圧の判断方法は上のページに紹介しています。
バッテリーが充電されないときの原因と対処法への考え方
一般的にオルタネーター、発電機というのは故障しにくいのでよごどだなければこのパーツへの疑いはまず捨てても良いでしょう。
故障パーツとしてはバッテリー、レギュレーターに絞りますが、その他に配線など単純なミスがないかもチェックしたいところです。
テスターもそう高くもないので1つ持っておいても良いかと思いますので、迷えばテスター測定をするか、テスターを買いたくないときにはショップに持ち込むほうが早く解決できると思います。
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