ラジエターにコアガードをつけている人を見かけることもあるかと思います。
そこまでラジエターは保護して守るべきかと疑問に思うこともあるかもしれませんが、効果について紹介したいと思います。
ラジエターに物が当たって故障することもある?
ラジエターというのはバイクのパーツの中でも繊細な部類に入ります。
そのため洗車でも方法を間違えれば壊してしまう人もいるのですが、このような理由もあってラジエターコアガードがあります。
ラジエターに当たりやすい物としては
- 虫
- 砂
- 小石
などがありますが、走行しているとラジエターが少し変形しているようなことは多いのではないでしょうか?
ただラジエターに大きな物が当たって故障してしまうというのはそうありません。
ラジエター故障はどのような症状が出る?
走行中に物が当たってラジエターが故障するというのであれば
- 少し変形するほどであれば性能に問題は出ない
- チューブに亀裂が入ってクーラント漏れが起きれば故障となる
というようなことで結構大きなものがよほどの衝撃で当らないとチューブに亀裂が入るまではいかないといえます。
走行中にラジエターが故障するのではと不安に感じていてラジエターコアガードを検討しているのであれば、そう確率も高くない故障のパターンなので必要はないといっても良いかと思います。
ラジエターコアガードに効果はない?
すでに記載しましたがラジエターに走行中の物が当たって故障するという確率はそうないというように記載しました。
私も10年以上すでに乗っているバイクもありますが、ラジエターコアガードなしでも物が当たって故障したということもありません。
ではまったくラジエターコアガードに効果や意味はないのかといえばそうではありません。
ラジエターが最も故障するのは走行中の物が当たるときでなく、実際には洗車や整備中に当たって自分で故障させてしまうというケースです。
ラジエターコアガードはこのようなミスによるラジエターの故障予防には一定の効果があるといっても良いです。
ただ洗車中などに十分にラジエターを壊さないように作業ができるというのであれば効果はないといっても良いかもしれません。
「バイクのラジエター掃除の仕方!ラジエターキャップの点検も」
ラジエターコアガードは冷却効果を落としてしまう
ラジエターコアガードの導入時に心配することの多いこととして、ラジエターを塞ぐようになってしまって冷却効果が下がってしまうのではということです。
結論からいいますとラジエターコアガードを近くで見るとわかりますが、非常に細かいメッシュ構造になっていて風をそこまで妨げないようになっています。
そのため冷却効果が落ちてエンジンの故障につながるといったことも今のところは聞いていません。
厳密にいえば冷却効果は微妙に落ちるとはいえるかもしれませんが、その影響は軽微で故障にはつながらないというようにいって良いかと思います。
ラジエターコアガードはドレスアップ?
ラジエターコアガードというのは昔のバイクでは初期装備としてつけられていたものも多かったです。
しばらく前にコストカットではないですが出荷時にはついていないバイクが多くなりました。
以前からバイクに乗ってきた人にとってはラジエターコアガードがついていないバイクには多少不安を感じるものですが、上のように洗車や整備などで自分で壊してしまう可能性が低いということであればそう後付けしなくても良いものだと思います。
ラジエターコアガードも1万や3万と費用はそこそこするので本当に自分に必要かよく考えていきましょう。
実際にラジエターコアガードについては意味や効果、そして必要性がわからずにドレスアップでただしているという人もいます。
洗車などで壊してしまうのを防ぐなど明確なつける理由が自分にはあるのかはよく考えていってほしいと思います。
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