マスターシリンダーにバンドをつけているバイクを見かけることもまだあるかと思います。
知らないとバンドにどのような意味や役割があるのかと疑問に思うわけですが、今回はマスターシリンダーのバンドの役割について説明したいと思います。
マスターシリンダーのバンドの役割とは?
知人に聞くとバンドには何の意味もないというように聞くこともあるかもしれませんが、実はそうでもありません。
まず挙げられるバンドの役割としてはブレーキフルードの漏れ対策になります。
マスターシリンダーの蓋がねじこむタイプだとかなりの圧力がかかり大変です。
また漏れによって樹脂系のパーツが痛むこともあるので、マスターシリンダーにバンドをするというのがもともとの役割となります。
ブレーキフルードによる変色とマスターシリンダーのバンド
ブレーキフルードが漏れれば塗装が変色するということもあります。
この変色を予防するためにバンドをつけるという意味もちなみにあるのですが、バンドをつけないときにはブレーキフルードの入れすぎをしないようにすれば問題ありません。
ブレーキフルードの劣化をバンドで予防する
エンジンオイルなどもそうですが、ブレーキフルードも紫外線によって劣化をしていきます。
しかしバンドによってフルードに紫外線が当たる度合いが減るので劣化を抑えることができるという効果もあります。
ただこの意味というのもブレーキフルードを定期的に交換できるのであればバンドをつける意味まではないといって良いでしょう。
マスターシリンダーのバンドとファッション性
最後にこれが最も多いバンドをつける理由かもしれませんが、ファッション性が良くなるという意味です。
レーサーでバンドをつけることもあるので、そのレスペクトという意味もあるのですが、バンドにもいくつかの意味があるということになります。
ちなみにレースではエア噛みを防ぐためにブレーキフルードをぎりぎり一杯まで入れるのですが、それによってフルードの漏れが起きやすくなり、そのためにバンドをするようになったとされています。
またカスタムしていれば
- エンジンの振動が大きくなってしまう
- リザーブタンクの振動が大きくなる
というようなこともあって、そのためにブレーキフルードが漏れやすくなります。
それを予防するためにカスタムバイクではバンドをするということも多くなります。
ただバンドをつけることで性能的に何か変わるというほど大きな役割でもないので、個人的にはブレーキフルードの量をしっかりと調整できれば不要と考えています。
マスターシリンダーのバンドはどこで買えるのか?
今回の内容で自分にはマスターシリンダーが必要かもと思えばバイク用品店などに行くと比較的簡単に入手できると思います。
大抵は数百円程度の値段なので気軽に買えることが多いはずです。
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